鏑木清方 作『秋苑』をヤフオクにて出品しております。
美人画の名手と言われた鏑木清方(1878~1972)
東京・神田で生まれ、京橋や木挽町界隈で育った鏑木清方は、明治期の下町風俗をこよなく愛した日本画家でした。
戯作者で新聞人だった父と芝居好きの母や祖母の影響で、幼い頃から芝居や小説に親しんで育ちました。
1891年、風俗画家水野年方に師事、その後、父の発刊する「やまと新聞」の挿絵を師年方から引継いだのをきっかけに、新聞、雑誌や小説の口絵・挿絵なども手がけ、
挿絵画家として知られるようになりました。
のちに肉筆画に向い、清らかで優美な女性の姿や、いきいきとした庶民生活、肖像、愛読した樋口一葉や泉鏡花などの文学を主な題材とした作品を多く手がけました。
こちらの木版画『秋苑』の女性はキセルを持ち、下を俯き、物思いに耽るような眼差しで、とても情緒のある作品です。
只今、ヤフオクにて出品しております。
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