慈光ヤフーショッピング 中川自然坊 朝鮮唐津 ぐい呑 酒器 唐津焼 共箱
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今回、ご紹介する品物は、中川自然坊のぐい吞です。中川自然坊は、1953年佐賀県に生まれ、若くして脱サラし、陶芸の世界に入り、唐津焼を代表する鏡山窯にて3年間修行します。修行時代、片道20kmをランニング通勤するなど、ハングリー精神が旺盛だったことも伺えます。独立後、黒田陶苑の黒田草臣氏に力強い刷毛目を見出され、以後、黒田陶苑の常連作家となります。そして古唐津の古窯址「藤の川内」の粘土を使う朝鮮唐津作品の焼成に成功し、現代作家として頭角を現します。非常に味わいのある作品を残しており、2011年(58歳)にお亡くなりなられましたが、現在でも、人気があります。
こちらの、黒釉は鉄分を含む鉄釉と白釉は乳濁する藁灰釉をかけ分けた朝鮮唐津のぐい吞みは、非常に堂々としており、どの角度から見ても見応えがあります。
略歴
1953年 佐賀県東松浦郡玄海町に生まれる (本名:中川憲一)
1977年 唐津焼窯元「鏡山窯」で3年間修業
1982年 佐賀県松浦郡玄海町に割竹式連房登窯を築窯し自然坊窯とする
1985年 しぶや黒田陶苑にてデビュー展「中川自然坊展」開催
東京小田急百貨店にて個展
1986年 陶芸雑誌「炎芸術」15号にて唐津中川自然坊がはじめて紹介される
1989年 大阪梅田阪急にて個展
1990年 古唐津の古窯址「藤の川内」の粘土を使う朝鮮唐津作品の焼成に成功する
2000年 奥高麗茶碗「松下」(桃山時代)を参考にした枇杷色の奥高麗茶碗復元に成功する
2002年 「茶陶、歴史と現代作家101人」(NHK出版)に搭載される
2003年 「現代日本の陶芸展」(主催:戸板学園)に出品
井戸茶碗「細川」(李朝時代)に倣った枇杷色の井戸茶碗を焼成する
2004年 NHK・BS「器・夢工房」に出演
「いま日本の陶芸は」(炎芸術)
「茶碗・平成の百人百碗」(NHK出版)に搭載される
2005年 「現代日本の陶芸家125人」(小学館)に搭載される
2006年 当苑個展二十回記念展開催
2011年 10月 しぶや黒田陶苑にて「作陶30周年記念展」開催
12月 多臓器不全にて逝去 (享年:58歳)
2012年 12月 しぶや黒田陶苑にて「中川自然坊 遺作展」開催
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