九谷焼赤絵・金襴手の鉢を販売しております。
赤絵とは江戸後期に流行した南画の技法を焼き物に絵付けするために考え出された技法で、赤の細密描法に金彩を施したものです。なかには色絵をさしたものも多く、文人好みの繊細で品に満ちた作品が数多く作られました。全盛期の明治から昭和初期には九谷に200人以上の赤絵職人がいました。そのころは九谷といえば赤絵というほどの隆盛をみせていましたが、今日では数人の絵付師が細々とこの伝統的技法を継承しています。赤絵金蘭手と言えば「永楽」や「飯田屋」または「八郎手」とも呼ばれています。こちらの鉢には、にじみにくいと言われている赤の色絵の具の特性を活かし、中心に二羽の鶏が繊細な線で描写されています。また、満開に咲く花の木の枝ぶりが大胆に配置され、見応えがあり、職人の高い技術がうかがえます。
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