九谷陶芸・中島壽山の徳利を、慈光店頭にて販売しております。
九谷焼の伝統は脈々と受け継がれ、昭和50年には国の伝統的工芸品産業に、翌51年には石川県無形文化財に指定されました。独特の色彩感と構図が日本国内を問わず海
外でも高く評価されており、加賀百万石文化の豪放華麗な美意識により完成された石川の伝統工芸品です。九谷焼は、窯によって作風が大きく変わります。窯がひとつ
の流派をつくると考えてもらうとわかりやすいかもしれません。その中で、吉田屋という窯元は、青手古九谷の塗り埋め様式を再興しており、赤を使わず青(緑)・
黄・紫・紺青の四彩を使った作品作りが特徴です。
今回ご紹介の品物は、九谷陶芸家の中島壽山が、この吉田屋の青手古九谷の塗り埋め様式で制作した徳利です。大胆な草花の絵柄と、小紋を地紋様風にして、絵具で塗
り埋めた、重厚さのある作風で、色彩のハーモニーがとても魅力的です。
お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)道具屋 慈光
TEL/FAX 03-5382-5171
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)