山下譲治の備前焼花器を買い取りました

今回、備前焼の花器を買い取りさせて頂きました。
作家名は、山下譲治で昭和22年東京都生まれ。カナダで現代美術を学び、帰国後人間国宝伊勢崎淳に師事。78年に窯を築いて独立しました。
日本伝統工芸展他入賞多数。日本工芸会正会員。
窯変が美しいこの花器の模様は、鮮やかな赤色(緋色)の襷をかけたような色合いであることから、緋襷(ひだすき)と言われています。
この模様の正体は、稲の藁。本来は、窯詰めをする際に、作品同士がくっつかないようにするため藁を巻いていましたが、それが模様として用いられるようになりました。
うす茶色の素地に朱色などの線が「たすき」のようにかかった模様が、より一層趣を感じさせます。










