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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

スイス トーレンス製のシリンダーオルゴールをヤフオク!に出品中です

トーレンス製シリンダーオルゴール
スイスのトーレンス社が製造・販売した古いシリンダーオルゴールをただいまヤフオク!に出品いたしております。
トーレンスといえば近年では多くの音楽、オーディオ・ファンにとってレコードプレイヤーのトップメーカーのひとつとして広く知られるところであり、拙者もTD-521を長年に亘り愛用しておるものです。
1883年に創業のトーレンス社は、同じスイス・サンクロワで立ち上がったリュージュ社と並んで19世紀末から20世紀前半にスイスのオルゴール界を支えた老舗です。しかしオルゴール部門はそのリュージュ社に買収・吸収され(1985年)ており、今日ではオルゴールとは無縁です。
トーレンスのオルゴールとしては、1890年代から作り始めたコンパクトなディスク式のものの方が一般的で評価・人気も高く、市場に出て来る頻度もむしろ高いようですが、今回のようなシリンタータイプ(ディスク式よりも歴史は古い)でもライバルのリュージュに負けじと奮闘しました。ただし総じては、差別化を意図してか、装飾を抑えたシンプルなケースに技術の粋を注いだ優れた機構のオルゴール本体を搭載し、リーズナブルな価格でヨーロッパやアメリカ、そして日本に紹介していたようです。
今回の品もそうした類型の一台となるのでしょう。マホガニー製でしょうか光沢感はあるもののすっきりとした外観とコンパクトさは日本の住環境に沿ったかたちとも解せます。それでありつつも、短いながら6曲を収め、アンティーク・オルゴールの伝統、名残をしっかりと伝えています。音質の滑らかな響きと透明感も特筆され、流石は名だたるトーレンス製よと感心しながらの出品作業となった次第です。

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info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
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オリベッティ製タイプライター『ヴァレンタイン』を店頭持ち込みにて買い取り致しました

オリベッティ タイプライター 『ヴァレンタイン』 買い取り
外箱/ケースの形状から、「赤バケツ入り」との愛称で呼ばれる、今だ名機との誉れ高きタイプライター、伊オリベッティ社が1969年に世に送り出した『ヴァレンタイン』を、先日直接店頭にお持ち込みいただき買い取りさせていただいております。
オリベッティ社は1908年創業、2代目社主アドリアーノの下で、タイプライターの製造と販売の事業に於いて他の追随を許さない繁栄を築きました。しかし戦後にはコンピュータ開発分野に手を拡げるものの不調で、1960年にアドリアーノが死去すると、同族経営による問題が噴出するなどして、会社経営自体が危機に陥りました。そこでイタリア財界からの救済(1964年)を受けて再建を模索する只中で作り出されたのが、このヴァレンタインであったのでしょう、いわば起死回生(窮地の徒花?)の一作という存在であったのかもしれません。
ハッとさせる全面深紅のボディ色(およびキーなどの黒との清冽なまでのコントラスト)と、随所で人間性と機能性が調和したフォルムは、著名なインダストリアルデザイナーであるエットレ・ソットサス Ettore Sottsass が1969年に具現化したもので、半世紀経った今日の感性でも新鮮でかなり強いインパクトがあります。
今回の品は外箱蓋部分の刻印に依りますと、意外なことにスペイン-バルセロナ工場製造と判読されますが、世界各地に工場があったというオリベッティの製品とすれば特に驚くことではないのかもしれません。なお当社は現在はテレコム・イタリアの傘下にあって、システムソリューションの事業を運営する会社となっており、戦後企図したコンピュータ開発の事業はおろかタイプライター事業とはもはや無縁となっています。

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杉並区にてバルダックス蛇腹カメラを買取させていただきました。

バルダックス

杉並区にてバルダックス蛇腹カメラを買取させていただきました。

現在はドイツの医療器具メーカーで知られるバルダ社のバルダックス蛇腹カメラです。

バルダ社はスプリングカメラ(蛇腹)を得意とする会社でしたが敗戦に伴い会社が分裂し、

ドレスデンからビュンデに移転してカメラ製造を続けました。

蛇腹カメラは、一時期は最盛期を迎えますが、35mm判カメラが登場しユーザの関心が35mmカメラに集まるにつれ

急速にスプリングカメラの市場は縮小し,1950年代の終わりにはほとんどの機種が製造中止となりました。

このカメラも最盛期の1930年頃~1950年頃かと思われますので、すでに70年近く経っており使用できるか不明ですが、

雰囲気があり格好が良いので、インテリア小物としても活躍してくれそうです。

 

慈光では古いカメラの買取も行っております。

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三鷹市にて鉄道模型メルクリン・ミニクラブを買取させて頂きました。

メルクリン

三鷹市にて鉄道模型メルクリン・ミニクラブを買取させて頂きました。

メルクリン・ミニクラブはZゲージと言われる規格のゲージを使用します。

Zゲージは、縮尺1/220・レール幅6.5ミリの鉄道模型システムで、

1970年代にメルクリンによって「ミニクラブ」の名で発表された、世界最小(当時)の鉄道模型システムです。

ミニチュアサイズの模型は可愛らしく収集したくなります。

小さいので場所を取らないのも良いですね。

今回は蒸気機関車・貨車・レールセットなどです。

すべて近日中にヤフオク出品予定です。

お見逃しなく

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古いライカのカメラを武蔵野市にて買い取り致しました

ライカのカメラ バルナック DⅡ
またまた古いライカのカメラの買い取りがございました。
今回の機体は、タイプ DⅡ(D型、Ⅱ型とも)と分類されます、1932~40年頃にかけて生産されました、旧型ライカ、所謂バルナック・カメラのブラックペイントモデルです。
なんでも、ライカとしては初めて距離計を搭載したレンジファインダーであり、エポックメイキングなライカであると評価されているとのことです。比較的数の少ないクロームメッキ仕様と併せ累計製造台数は5万2千台だそうです。果たしてそれらの内の何パーセントが今日まで生き延びていることでしょうね。
本機の状態詳細、稼働可否は確認できておりませんが、茶色の革ケースが一世紀近くも経とうかというものにしてはいまだとてもシッカリとしているのに驚いております。

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