TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

人間国宝 小川善三郎の博多織献上帯を中野区にて買い取り致しました

人間国宝 小川善三郎謹製 博多織献上帯 白共三献立名古屋帯
近代の博多織の名匠で、人間国宝に認定された小川善三郎 (1900~1983) による絹織物の白帯を先頃買い取りさせていただいております。
博多織職人の家に生まれた善三郎は修行と研鑽を重ね、あくまで高機(たかばた)を用いた手織りによる博多織の研究と作成に終生没頭、多様複雑な紋織を自在にこなす技術を持ちながらも、献上一筋に道を究め、ついには1971年に重要無形文化財「献上博多織」の保持者として認定されました。
ここでいう「献上」とは、黒田長政が筑前を治めるようになった1600年以降、幕府への献上品として選定された博多織に用いられることになった定格の図柄、文様のことを指します。煩悩を打ち砕くとされる法器・仏具である「独鈷(とっこ)」と、仏を供養する際に散布する花を収める皿「華皿」の、連続した結合紋様と、間隔に縞模様を配したものです。

人間国宝 小川善三郎謹製 献上博多織 白共三献立名古屋帯_alt
今回仕入れさせていただいたこの白い女帯も模様は上記の定格様式に倣ったものであり、どうやら善三郎がその最晩年(1982年)に生み出した、白共三献立名古屋帯と呼ばれる作品と思われます。三献立とは、既述した独鈷と華皿の連続文様が合わせて3本入ってことを意味します。金銀糸が使われ色彩バリエーション豊かな五色献上に抗うように、地も文様も共に白いという意表を突いたものですが、光の当たり具合で光沢の質感に差が生じて文様が浮かび上がり、清冽で澄明なる美しさを放つのです。このような名人技を世を去るの前にして発揮するというのは、彼がいかに深く博多織の研究に身を捧げていたかを強く印象付けます。
惜しむらくは保存状態に些か難がある事(全体的な黄ばみと点在する染みが認められる)、加えて証紙も失われてしまっております。それでもおそらく福岡県立美術館の所蔵品と同じものと思われ、格調の高い作品であることに揺るぎは無いと申せましょう。

お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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8月8日ヤフオク終了商品!!片岡鶴太郎 為書 図録

片岡鶴太郎 作品図録

0893 片岡鶴太郎 作品図録 『草津 片岡鶴太郎 美術館 所蔵作品』 平成十年刊行 木箱裏面に肉筆画と直筆為書

2021.08.08(日)21:11

尺八 琴古流 如道・去来銘

1839 尺八 琴古流 如道・去来銘 二本継ぎ 約68.5cm 和楽器 管楽器

2021.08.08(日)21:15

Vixen コスモスター

0892 ビクセン Vixen コスモスター COSMOSTAR 50L 天体望遠鏡 40~250倍 動作未確認 ほぼ未使用品 箱入

2021.08.08(日)21:25

ティソ Chs.Tissot&Fils Depuis

0891 ティソ Chs.Tissot&Fils Depuis 1853 スイス製 懐中時計 手巻き スモセコ 17石 ゴールド色筐体 ケース付き 稼働品 ジャンク

2021.08.08(日)21:38

尺八 都山流 銘木

1838 尺八 都山流 銘木 蝴蝶 和田謹製 二本継ぎ 約55cm 和楽器 管楽器

2021.08.08(日)21:47

8月8日終了分を数点紹介させて頂きました。

この他にもこけし・陶磁器・絵画など

出品しております、お見逃しなく

 

※8月11日~8月18日まで夏季休業となります。

夏季休暇前の発送は8月10日午前中までに入金の確認が取れた商品となります。

商品の発送、お問い合わせのお返事は休業明けの営業日となります。

 

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創業八百年釣瓶鮨弥助が配った手拭「義経千本桜鮨屋之段」を杉並区にて買い取り致しました

義経千本桜鮨屋之段 釣瓶鮨弥助 宣伝手拭い
珍品のご紹介です。時代が定かではありませんが(わざわざ大和國とあるので相当古そう)、当代が49代目になるという800年以上もの長きにわたって暖簾を繋いで来た奈良県吉野の鮨(鮓)屋、釣瓶鮨弥助が、販促・宣伝用に配ったと思われます手拭いを買い取りさせていただいております。
海無しの奈良で鮨? ここでいうスシとは、吉野川などで捕れた鮎を使った熟れ寿司(なれずし)を指すようです。塩漬けした魚とご飯を交互に重ねて桶の中で醗酵させた大昔の一種の保存食で、江戸前握り寿司とは似て非なるもの、ある意味対極にある食べ物でしょう。
さて手拭いには、この「つるべすし弥助」が舞台となった「義経千本桜 鮨屋之段」が宣材として用いられています。浄瑠璃・歌舞伎の演目として著名なこの作品の三段目のひと幕である鮨屋之段は、場面転換が激しく非常に起伏に富んだ挿話で、容易には内容をご説明し切れませんが、源氏による平家追討に敗れ都落ちした平家一門の主家筋である平維盛を巡って巻き起こる因果応報の悲劇と鮨屋の家族の愛憎劇が入り組んだものとでも申し上げておきましょう。
ところで物語終いでは鮨屋の男連中は揃って居なくなってしまう ~重盛(清盛嫡男で維盛の父)に恩義のある店主の弥左衛門は維盛の妻子の旅立ちにお供して出奔、かき回し役を演じた息子で無頼漢の権太は怒り狂った父の刃に斃れてしまうし、弥助の名で下男として匿われていた維盛は頼朝の温情・放免を受けて出家する~ のですが、この後鮨屋の運営はどうなったのか気になります。弥助=維盛との結婚を夢見たものの身を引いた娘のお里が良い婿を見つけることが出来たのでしょうか。そりゃまぁフィクション(維盛が生き延びていたこと自体が虚構であろう)ですからノープロブレムと言われればまことにそれ迄でありますけれど。

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杉並区にて黒木国昭の作品を買取させて頂きました。

黒木国昭

杉並区にて黒木国昭の作品を買取させて頂きました

黒木国昭は、切子なども有名ですが、ガラスに金箔・プラチナ箔を用い蒔絵のような作品「光琳」も代名詞の一つです。

1991年には国の卓越技能者「現代の名工」受賞、日本以外にもパリ平和芸術祭大賞受賞など、世界で活躍します。

受賞歴

1991
・国の卓越技能者「現代の名工」受賞
1995
・パリ平和芸術祭大賞受賞
1996
・ローマ国際美術博覧会
1998
・日露現代芸術際 ’98トレチャコフ美術館賞
・モスクワ市長賞
2002
・ロサンゼルスジャパン
・エキスポ2002世界芸術文化功労賞受賞
2004
・宮崎県文化賞受賞
・須木村名誉村民受賞
2006
・春の褒章 黄綬褒章受章
2019
・日本観光振興協会九州支部より観光事業功労者表彰
現在では、宮崎県綾町に工房を構え自然とガラスに向き合いながら、
我々が感動するような作品を制作しています。
この作品は、今月ヤフオク出品予定です。
おたのしみに。

 

ヴィクトル・ヴァザルリのシルクスクリーン作品『ザ・テニス・プレイヤー』(1987) をヤフーショッピングに出品しました

ヴィクトル・ヴァザルリ Victor Vasarely テニスプレイヤー The Tennis Player シルクスクリーン 1987年
弊社慈光としましては取り扱いが比較的稀な、現代の抽象画となります。ハンガリー生まれで、1930年代以降に移住先のたフランスにおいて、独自に幾何学的抽象性を追求した美術芸術作品を制作し続けた ヴィクトル・ヴァザルリ Victor Vasarely (1906~1997) の晩年のシルクスクリーン作品、『ザ・テニス・プレイヤー The Tennis Player』 (1987)をヤフーショッピングに出品いたしております。
ヴァザルリは、医者を目指したものの挫折、美術及びグラフィックデザインの道を歩み、ドイツのバウハウス運動の機能主義・合理主義とソ連のコンストラクティヴィスム(構成主義)を消化した芸術家で、所謂 「オプ・アート op art (錯視による視覚効果を計算に入れて制作された抽象絵画で、有り体に言えばだまし絵の一種)」 の先駆者(1938年頃の作品 「シマウマ」 が最初期例)として評価されポピュラリティを得た、現代美術の重要人物のひとり。
色数と形態を最小限に抑え、具象性を排した幾何学的抽象性を作品の特徴とし、上記のように錯視を利用した美術・立体的作品を数多く世に送り出している彼ですが、1960年頃から多彩色の華麗な画面構成を用い始めたというその流れを本作は汲んでいるもの(配色違いも存在するよう)とみられます。
素人が一瞥する限りでは、歪みのある格子状の土台に極限まで抽象化・捨象されたテニス選手の像が投影されているに過ぎず、一方では具象性が濃いようにも思われ、もはやオプ・アートに狭く限定されずその包括上位範疇であるポップ・アート作品と呼ぶべきではないかという風に映ります。死去する10年ほど前の制作(あるいは初出は1977年とも)であると考えますと、転向したとまでは申しませんがお歳を召され流石に丸くなったのかなと想像を逞しくします。とはいえ大胆さと自信と確信に満ちた主張の明快さ・強靭さは感じ取られるところであり、やはり巨匠、大物の作品だなという風格を帯びています。
1981年に西武美術館で彼の大回顧展が催されていましたので、もしや80年代バブル期にヴァザルリ・ブームが本邦で起こっていてそれに伴う需要に応じた増刷だったのかもしれません。おそらく当時の販売価格は数十万でしょうから今回は相当なナイス・プライスでのご提供となっていると思います。趣味の合う方へはもちろんですが、様々な分野において注目されるAIやVRによる制作アートとの相関性を孕むことを踏まえまして、この先の再評価、人気上昇もありや!?と先読みされる向きへもお奨め申し上げましょう。

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