米国ハミルトンの14K金無垢腕時計ブランフォードをヤフオク!に出品中です
今日ではスウォッチの一社・ブランドとなっているハミルトンが、まだ生粋のアメリカの会社であった時代、1950年代半ば~60年代初めに製造・発売した、手巻き式腕時計であるブランフォード・モデル/シリーズの稼働品を、ただいまヤフオク!に出品いたしております。
当モデルに漏れずボディは14K金無垢であり、そして時刻の数字表記はトップの12のみという、簡略化された文字盤のインデックスはおそらく18Kではないでしょうか。ムーブメントは米国製22石で、Cal. 770となっています。
19世紀末にその創設を遡ることが出来るハミルトン社は、米軍御用達であった時期も長く、1969年に拠点をスイスに移すまでは民生から軍用まで、宝飾からミリタリーまでを跨いでまさにアメリカを代表する時計メーカーでありました。社風でしょうか買収と合併を繰り返す一方で、革新と先進性に富んでおり、非対称デザインを採用したり(現行品にもみられる)、世界初の技術開発にもいくつか関わっています。電池式(モーター駆動)腕時計「ヴェンチュラ」(1957年)やLEDデジタル時計(1970年)の開発・発表したのがその例となりますが、とりわけ重要なのは、他社との共同で史上初の腕時計用自動巻クロノグラフキャリバーを生み出した(1969年)ことかもしれません。
洋剣をイメージさせる太い長短両針の威風に調和する、サンバーストデザイン+金の大きなドットから成る文字盤(エルヴィス・プレスリーらを擁した、ロックンロールの名門インディー・レコード会社サン・レコード [創立は1952年] のレーベル意匠を髣髴とさせる)は、確かにいかにも前世紀中盤といった風情を醸しております。さて、十二時位置にあるブランド名表示が斜字体でなくて直立しやや弧を描いており、またロゴマーク(Hをデフォルメしたもの?)が付いておりませんので、同シリーズとしては初期タイプなのではないかななどと勝手な想像を巡らしておりますがいかがなものでありましょうか。
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