彫刻家 富永直樹 のブロンズ馬像『高原の朝』を店頭販売しております
文化庁に直属する日本芸術院の会員で、日展の理事・理事長・顧問を歴任、文化勲章をも授かれている、長崎県出身の彫刻家、富永直樹(1913~2006年)の手になります、ブロンズ馬像『高原の朝』が入荷いたしております。
空前絶後かもという牡牝3冠馬3頭(うち3歳の2頭は無敗)が激突する競馬「ジャパンカップ」がこの週末に催されるのに因みご紹介というわけではありませんが、重い石(大理石?)の台座付きで立派な桐箱に納められ、猛々しい競走馬とはいささか趣きを異にする、落ち着き払っていっそ凛とした佇まいの馬の穏やかなポージングを捉えた作品です。
東京芸大の彫刻科塑像部首席卒業から始まり彫刻家として数多の賞を得られ幾多の業績を積み上げた富永でありますが、その一方で三洋電機に籍を置き、産業・工業(プロダクト、インダストリアル)デザイナーとして大きな貢献~黒電話4号機や家具調テレビ、ヒット商品となったプラスチックラジオの意匠に関わる~を為しており、戦後まもなくに日本のデザイン産業の基盤を形成するのに深く寄与したことが、今日の視点からは一層注目されるように思われます。
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