河島洋の九谷焼 盃 を店頭にて販売いたしております
戦後生まれで、生粋の加賀・石川人、九谷焼の陶芸家 河島洋(1951~)が送り出しました、青九谷の緑鮮やかなる盃のご紹介です。
箱書きには、『色絵吉田屋意吉祥文 盃』とあり、吉田屋窯(19世紀初めに7年間しか存在しなかった)が蘇らせた九谷古窯(17世紀後半に栄え、18世紀初めに消滅)の青手「青九谷」の様式を踏襲し、松・梅・竹(笹?)を配した吉祥文様をあしらった一品です。
魯山人らの趣味人、工芸家に影響を及ぼしたともいわれる吉田屋の磁器に強く魅せられた河島氏は様々な意匠を凝らした吉田屋意の作品を世に送り出しています。中島珠光、そして人間国宝の三代徳田八十吉を師と仰ぎ、そのもとで研鑽を重ねた成果である確かな技術、力量がこの小さな酒杯の中に遍く窺えるといえましょう。
弊社店頭ではぐい呑み、盃といった酒器類が地味ながら好評を預かっており、動きが良いです。随時新着もございますので、緊急事態宣言の解除明けの時宜を見計らってとなりましょうが、各商品を是非実際にお手に取って見ていただきたいです。
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