米田和の彩描茶碗を店頭にて販売中です
岡山県出身、九谷焼の現役陶芸作家、米田和(1949~)の比較的最近の作品と思われます彩描茶碗が入荷いたしております。
薄い緑色を背景とし、水の流れと水中を行き交う生き物をイメージした図柄なのでしょうか、鯨か鰻かはたまた鮎か何かの川魚かなかなか判然と致しませんが(もしかするとたびたび描かれるウサギであるという線もあって)、勢いに任せたような自由闊達な筆致の彩描(マティスやピカソやクレーあたりとの親近性を覚える)は、見る者を和ませると同時にその想像力を刺激します。一部には金彩が施され、豪華さと流麗さが迸っています。
平成時代になって盛んに創作活動と個展開催を展開されており、日本伝統工芸展では毎年のように入選を果たし、娘さんと共に母子揃っての陶芸家である米田和氏。白と黒の世界を九谷焼に於いて切り拓き、黒釉、黒上絵具を用いた・強調した彩描で作陶の冒険を続けていらっしゃると聞いております。
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