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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

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店頭にてべっ甲メガネK14WGを買取させて頂きました。

店頭にてべっ甲メガネを買取させて頂きました。

リム上部からテンプルにかけてはべっ甲で作られており、ブリッジやパッドからリム下部、丁番はK14WGを使用しております。

サイズは縦4.5cm 横14.2cm 奥行き15cm 重量:47g 度の入ったレンズが付いております。

鼈甲(べっこう)は、タイマイという熱帯に棲むウミガメの一種の甲羅の加工品です。

甲羅は背甲・腹甲・爪甲とあり、部位によって鼈甲の色味が変わるそうで、

色が濃いものよりも明るいものが希少価値も高くなっていきます。

鼈甲の加工が生まれたのは中国で、ポルトガル人によって長崎に伝えられました。

べっ甲細工は江戸時代から人気が高く、現在でも日本独自の技術で作られており、日本では眼鏡フレームの他にも、

かんざし・櫛・ブローチなどの装飾品が多く販売されています。

現在、原料となる「タイマイ」の取引がワシントン条約により制限・禁止されているため、

条約の制定以前より残った原料で作られた製品のみが流通しています。

また、このメガネはブリッジに『K14』『WG』、左側蝶番に『K14』と刻印されています。

『K14』のKが前に来る刻印は日本国内で製造された製品に使われることが多く、

『14K』のKがうしろに来る刻印は日本以外のアジア各国などで製造された製品に使われることが多いようです。

実際に、「K14」と「18K」では刻印に対する信用度が異なり、「K14」刻印の製品の方が、正確な含有率であるというイメージが強いようです。

K18と比べると金の含有量は少なくなりますが、K14の方が変形しにくくキズもつきにくい硬い素材と言われています。

べっ甲部分に多少のキズはありますが、フレーム自体はしっかりとしてビンテージとして捉えられるメガネです。

今回買取させて頂きましたは、べっ甲メガネK14WGはヤフオク出品予定です。どうぞお楽しみに。

 

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