今泉今右衛門の『緑地草花更紗菓子器』を販売しております。
1871年の廃藩置県で途絶えた鍋島焼の伝統は、十代今右衛門から十一代・十二代と三代かけ江戸期色鍋島の復興に成功し、21世紀に至っています。
1975年に襲名した十三代今泉今右衛門は、造りだす技術は江戸期から伝わる手仕事でしたが、伝統工芸は現代の人に向けた新しい仕事でなくてはならないという考え方
のもと、色鍋島の世界に芸術性を加え、現代の色鍋島として吹墨・薄墨・緑地の技法を確立しました。1989年平成元年、国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定
を受けています。
こちらの作品は、十三代の代表的作品『色絵緑地草花更紗文花瓶』と同じ技法で、染付の青と上絵の緑だけですっきりとまとめられた緑地技法を用いています。
ヤフオクでも出品中ですので、どうぞご覧ください。