大川薫の硝子香合を、慈光ヤフーショッピングで販売しております。
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今回ご紹介する品物は、大川薫の硝子香合です。大川薫は、津軽びいどろの作家です。津軽びいどろは、青森県の陸奥湾近辺で作られていた漁業用浮玉の製法を応用して作られるようになったガラスの工芸品であり、津軽半島の西側にある七里長浜の砂を材料に、古来からある難易度が高い「宙吹き」の技法を用いて生み出されたのが始まりです。1500度から1200度の高温の中でつくられ、鮮やかな色合いを練り込み作品になっていきます。
大川薫氏は、びいどろの持つ良さと、型にとらわれない芸術的な作品を制作しています。茶道具の、茶碗や水指、香炉や香合など、難易度の高い作品や、ランプや花瓶、ベネチアンなどいずれも津軽びいどろの粋を超えた作品があります。
こちらの香合は、無数の斑点が練り込まれており、奥行があり、品質の良さが感じられます。
略歴
1940年新潟県に生まれる
1964年北洋硝子(株)入社
1980年この年より、現在まで各地での個展やガラス展への出品多数
1986年青森県芸術文化報奨受賞1990年東北ガラスアート展(旭硝子主催)
2006年北洋硝子(株)顧問
2008年逝去