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骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

唐硯二面の買い取りが中野区にてございました

唐硯 長方硯 二面
採掘や製作が清代以前に遡ります様な由緒ある稀少、高価な年代物ではないでしょうけれど、一見してごくシンプルな普通の長方硯ながら、文人趣味に沿う、それらしい「風景」と申して良さそうなものが見てとれます二石を先般買い取りさせていただいております。

1枚目(左手)は、端硯(広義の端渓硯)に属する、馬肝色端石硯に相当すると思われます。 彫琢と石紋から、陰翳雲隙湖月硯とでも命名しましょうか。墨池には鄙びた家屋一軒があり、これが隣する墨堂の湖面(水面)には、上空の雲間から照ります丸い月(翡翠斑)が映っていると解しました。なお墨堂はほぼ中央で左右に濃淡(明暗)が出ており、墨池上右手の雲によって光が遮られ右手側が翳っているかのような様まで描写されているよう。なお硯背には2つ、陸にあるのと同じような翡翠斑/点(ひとつはクッキリとした瞳が入っていて石眼というべきか)が浮き出ています。
唐硯 長方硯 二面 (a)

もう一方(右手)は、天然石素材である端石とは異なる人工(焼成)の澄泥硯の鱔魚黄となりましょうか。墨堂がほぼ全面黄色で、硯中央にはこれまた月に擬せられるような丸い斑紋があり、朧月夜を連想させます。ただよく見ると、墨池(上空)右端にも薄く半月状の黄色が浮いているのをどう扱いましょうか、彫琢が無くて余りに簡素な成りであることも手伝い、上掲の一枚よりも名付けが困難に感ぜられておるところです。
唐硯 長方硯 二面 (b)

二石とも特に文言は彫られておらず、また硯箱は立派ながらなんの銘も書き付けも無く、正確な石名や坑名、伝来などは一切不詳。ともあれ弊社ヤフオク!の新春出品となろうかと思います、何か感ずるところがおありでしたら、この年末年始にどうぞオークションをチェックなさってみてください。

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(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
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日本画家 清水規の作品 『朝富士』を中野区にて買い取りさせていただきました

清水規『朝富士』
繊細かつ緻密な描写と、明瞭鮮烈な色使いで、日本画の可能性を1980年代より追求し続けております清水規(1962~; 1996年からは自身のアトリエを弊社近隣である練馬区大泉学園町に構えていたとは何かの縁でしょうか?)の『朝富士』をお引き受けいたしております。 (さらに…)

芳年 周延 国周 国重 (Ⅲ) らの筆になる浮世絵・錦絵を集めた折帖を中野区にて買い取り致しました

浮世絵 錦絵 月岡芳年ー鹿児島戦争記

少し前には東海道の宿場を描いた浮世絵で構成された折本・折帖をご紹介しておりますが、今回のもおそらく同じ頃、明治初期に描かれた・刷られたと思われます浮世絵、錦絵の折帖でございます。
浮世絵 錦絵 月岡芳年ー徳川累代像顕

今回は大判の三枚綴のものでほぼ全頁が埋められておりまして、帖片面に歌舞伎の役者絵がずらりと並び、裏返しますと江戸徳川家の紀伝、年代記と、西郷隆盛伝 [上掲] が連なっております。前回紹介のものよりはまとまり、統一感があるようです。

浮世絵 錦絵 三代目歌川国重-役者絵

前者の画は豊原国周、三代目歌川国重、楊洲周延(撮影・掲載漏れ)らが担当、後者はほぼすべて月岡芳年(大蘇芳年 [明治4年以降使用] という最後の画名を用いている)の筆になります。
無残絵やあぶな絵、風俗画は無く、伝統的で穏健な類型・模範的と申すべき作品群で占められておりますが、1点だけ跳び出す妖怪絵本のようなものがありユニークです。
遠からずヤフオク!に出品の予定ですので、関心おありの向きはお楽しみに。

浮世絵 錦絵 豊原国周-役者絵

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中野区にて大量の寛永通宝を買取させて頂きました。

寛永通宝

中野区にて大量の寛永通宝を買取させて頂きました。

寛永通宝は寛永13年に作られ幕末まで鋳造されました。

寛永通宝は長い間鋳造されたので種類がおおいです。

裏面に文・元・足・長・小・千・久・盛と書かれた文字は多くの場合は鋳造地を示すが、

文銭の「文」や二水永の「三」などのように鋳造地ではなく製造された年代などを表すものもあります。

寛永通宝の素材は鉄・真鍮があり今回買取させて頂きました寛永通宝は状態からみて真鍮製かと思います。

寛永通宝は銭通しに96文通すと100文として数えられます、諸説あるそうですが定説はないようです。

慈光では古銭の買取を行っております。

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東京オリンピックの金メダリスト 遠藤幸雄のサイン色紙・表彰写真を中野区にて買い取り致しました

遠藤幸雄 1964年東京オリンピック体操金メダリスト サイン色紙&額装写真2020年の開催はコロナの世界的な蔓延により無念の中止、延期となった東京オリンピックですが、前回の1964年大会の体操競技に於いて目覚ましい活躍を演じた金メダリスト、秋田生まれの遠藤幸雄(1937~2009)のサイン色紙と、オリンピック表彰式壇上写真[サイン入り]を先頃買い取りさせていただいております。
日本人選手として初めて、体操の個人総合で優勝したのみならず、団体と種目別平行棒でも金メダルを獲得した、日本スポーツ界の大功労者といえましょう。
左手の色紙には、オリンピックの翌年65年の日付が入っており、その上の「体操」と判読されます文字が、いかにもその道一筋観を醸し出すかのようです。
右手のモノクロ写真は、中央に黒マジックでサインが書き込まれています。場面はおそらく平行棒の表彰式だと思われますが、闘いの後の握手という清きスポーツマンシップを感じさせるいい瞬間を捉えています。なお判定・採点を巡ってソ連から抗議が入り相当な悶着があったと云われる個人総合の方は果たしていかなる雰囲気であったのでしょうか。
引退後は後進の指導に当たられ、体操界への貢献を評価されて紫綬褒章次いで旭日中綬章を授かっていますが、とりわけ印象的なのは彼自身が幼少時に母を亡くして養護施設で育ったこと(艱難辛苦あるいは感謝・恩義)を終生忘れず、養護施設への寄付を最期まで行い続けていたということです。

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