舩木研兒の作品を各種買い取りさせていただいております
島根県の布志名の船木窯を中学中退し修行し継承した五代目舩木研兒の作品がまとまって入りましたのでご紹介申し上げます。
父である四代目道忠らが大正末期の民藝運動の中で着目し復興させたスリップウェア slipware (欧州などで古来の、泥漿 [でいしょう、水と粘土を適度な濃度に混ぜたもの] 状の化粧土で装飾するのが特徴的な陶器)を、地元の古来の伝統技法と融合させて独自の世界観を作品の中で展開したのが研兒氏。勿論、従来よりその作品が海外の諸美術館に収められるなど、高い評価を受けていらっしゃったのですが、90歳を超える今、俄かに人気・注目度が高まっている存在のようです。
ここで抜粋して掲げましたのは、浅めの鉢3点、左右が色違いでほぼ同形・同柄の角鉢(緑・黄釉藁描角鉢)、中央のがやや大きめの緑釉三彩楕円鉢となります。同様の作品が英国で公的にコレクション収蔵されていると聞いておりますので、研兒氏の代表作とも看做せる、その技術の粋が如実に表れたものでしょう、芸術性を感じさせる大胆な構図そして見事な色彩と艶に息を呑み魅入られます。お近くにお越しの際には店頭で実物をお確かめいただけるよう準備中であります。
お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)