九代 大樋長左衛門の黒茶碗(鵬雲斎書付)を、ヤフーショッピングで販売しております。
慈光ヤフーショッピング 九代 大樋長左衛門 黒茶碗 鵬雲斎書付 茶道具 共箱
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今回ご紹介する品物は、九代大樋長左衛門の黒茶碗です。
大樋焼は、加賀藩の前田家の御用窯を務め、前田綱紀に招請されていた裏千家四世千宗室(仙叟)の勧めにより、京都から金沢に移った初代長左衛門が、石川市大樋町に楽焼の土を見出したことで大樋焼を始めました。以後、大樋長左衛門は、名品を代々制作し、由緒ある陶芸の家系として受け継がれきました。
九代大樋長左衛門は、明治34年に八代長左衛門(宗春)の次男として生まれ、父(8代大樋長左衛門)のもとで陶芸の道へ進み、昭和2年喜寿を迎えた父宗春が引退後、他界それより長左衛門を襲名しました。陶芸活動は、70年にも渡り茶陶の名工と称されるようになりました。手捻りによる茶陶作りに精進し、黒幕釉に才能を発揮し群を抜いていきます。60代を黒楽茶碗に独自の境地をさらに深めました。
こちらの黒茶碗は、質感、形成ともに高い技術、芸術性で製作されており、九代大樋長左衛門の境地である、無為であって、品位のある茶碗の特徴が良く出ています。誰が見ても良いと思わせる茶碗でありながら、穏やかで伸び伸びとした作品となっております。
鵬雲斎書付有りです。
九代大樋長左衛門 略歴
本名を長次郎、名を長左衛門、裏千家鵬雲斎より号を陶土斎を賜る。
1917(大正6)年、石川県立工業学校窯業科を卒業後、父に師事。
1923(大正12)年、金沢市東山公園麓の松林の中に工房「芳土庵」を設ける。
1925(大正14)年、九代大樋長左衛門を襲名。
大徳寺488世全提要宗より「大樋」印を授かりました。
1940(昭和15)年、内閣総理大臣・近衛文麿より自筆の「長左衛門」金印を授かる。
1942(昭和17)年、工芸技術保存作家の指定。
1958(昭和33)年、日本工芸会正会員。
1973(昭和48)年、日本陶芸展に推薦招待され数印黒楽茶碗を出品。
1977(昭和52)年、裏千家十五代鵬雲斎宗室より「陶土斎」の号を授かる。
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