永楽 即全(善五郎)の菓子皿を店頭にてお買い取りさせて頂きました。
慈光では、茶道具、書画、骨董品のお買い取り、販売を行っております。
こちらの菓子鉢は、千家十職のひとつである永楽善五郎(永楽即全)の作品です。
即全(1917年-1998年)は、16代目。京都伝統陶芸協会初代会長を務めました。茶道に精通し、伝統を重んじながら現代的なテイストを入れるなど,非常に人気のある作家さんです。永楽といえば茶碗のイメージがあると思いますが、ぐい呑みや、銘々皿なども手掛けており、いずれも華やかな京焼らしい作品が多いです。
こちらの菓子鉢は交趾焼きと言って中国南部の陶磁器の一種で、ベトナムとの貿易で交趾によりもたらされたことに由来した焼き物の手法で作られています。交趾焼の特徴である黄、紫、青、白の釉薬で細かい貫入が入ります。その特徴を押さえ和のテイストを入れ、鮮やかながらどこかしっとりした印象があります。永楽即全の幅の広さを伺えます。
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