羽生光長、羽生光善の能面をお買い取りさせて頂きました。
慈光では、骨董品、工芸品のお買い取り、販売を行っております。
今回は、能面師 羽生光善 羽生光長の作品をお買い取りさせて頂きました。
ひょっとこ、おかめ、天狐、翁、恵比寿など様々な表情があります。能面の種類は250種類あると言われており、基本は60種類、室町時代から安土桃山時代までに打たれた面は、本面と呼ばれその後は、その後は模倣再現しながら広がりを見せています。
羽生親子の能面は、様々な、喜怒哀楽の表情を斬新な感覚で捉え、古典的なものから、動物系のものまで制作しています。丸みや切り込みの部分が繊細に施されており、どこか愛嬌があり愛着が湧きます。現在でも人気の作家さんです。
羽生光長、羽生光善は親子であり、光長は明治時代、三井家お抱えの能面師でした。光善は息子にあたり1917年(大正6年)、浅草生まれ、最高齢の能面師として活躍していました。2017年100歳で亡くなられました。いずれも魂の籠った能面の作品を手掛けており、羽生氏のお面は、演劇、舞台の使用を目的に創られたものが多く、魂を揺さぶる能面師と評されています。
光善氏は『能面は強く、正しく、美しくあらねばならないと』『良い女面は居グセ(能舞台で10分ぐらい不動の姿でいること)の折、あたかも夜空に星が瞬くごとくさまざまに面が変化するのを感じます』と述べています。上面の綺麗さや細部に曲線美を彩色など見事に表現できる数少ない作家さんです。
お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)道具屋 慈光
TEL/FAX 03-5382-5171
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)