松井康成、練上嘯裂酒呑を買い取りさせて頂きました
松井康成、練上嘯裂酒呑を買い取りさせて頂きました
松井康成は長野県にて生まれた陶芸家であり、練上手の分野にて重要無形文化財保持者の一人として人間国宝に認定されています。
練上げとは、いくつかの異なる色の土を練り合わせ、
表面に傷をつけたりすることにより土が伸び縮みする特性を活かして模様を造り出す技法で、
複雑な文様を作り出すことが出来ました。
この技法で重要無形文化財として1993年に人間国宝に認定されたのが松井康成です。
松井康成は、異色の陶芸家で茨城県のお寺で住職をしながら陶芸家になりました。
晩年には「玻璃光」という技法による硬質な光沢に包まれた作品を発表し、国内はもちろん世界各国の展覧会に展示されるようになりました。
長野県出身ということもあり、長野駅構内に松井康成の作品が並んでいたのを覚えています。
どれも大作で素晴らしい作品でした、あれは一見の価値ありだと思います。
慈光にも、今回紹介させて頂いた酒器の他、お茶碗も取り扱っております。
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(有)道具屋 慈光
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