ラリック『勝利の女神』を、慈光店頭にて販売しております。
ルネ・ラリックは1860年にフランスで生まれたジュエリー作家で、ガラス工芸作家です。前半生はジュエリー作家として活躍し、50歳ころからガラス工芸作家に転向し
ました。その当時、カーマスコット(クルマのボンネットの鼻先にあったラジエータキャップにとりつける装飾)のデザインも数多く手がけました。
クルマは当時から単なる移動のための道具ではなく、ファッショナブルな自己表現をするツールでした。そこに目を付けたラリックはギリシャ神話の絵画からヒントを
得たモチーフなど、カーマスコットに表現しました。こちらの『勝利の女神』は口を大きく開けた人物の頭部で、髪がたなびく様が放射状の直線でダイナミックに表現
され、自動車のスピード感が強調されています。交通手段が著しく発達していったスピードの世紀を象徴する作品で、別名《風の神》とも言われています。その彫刻的
フォルムから、ラリックのカーマスコットの中でも代表作の一つされています。
慈光店舗にて販売しておりますので、ぜひご覧下さい。
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