ローマ都市建設伝説のブロンズ像をご紹介いたします
典型的なローマ創建伝説の銅像と申せましょう、神話上で建設者とされる兄弟であるロムルスとレムスが、牝狼に授乳される様をモチーフとしたブロンズ像です。かつては歴史(世界史)の教科書にも載っていたと思いますので、よく知られたイメージであろうかと思います。
興味深いのはむしろ本品の故事来歴の方かもしれません。貼付プレートの記述(イタリア語)から解釈するに、ローマ市が東京にその創設500周年記念として1956年10月に贈呈したもののようです。えっ500年も経ってない?、いえいえどうやら戦国時代の太田道灌による江戸城築城開始時期を起点にすると、計算が合うようなので、あながち誇大解釈・誤りだとも申せないようです。ローマ市側は此方の歴史はもっと古いよと優越感を隠しつつ御祝い申し上げたという風にも勘繰れます。
さて本品は横幅35cmとサイズは手頃(重量は相当ですが)、西欧史や伝説がお好きの方の書斎にいかがでしょう?
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