ルノアール最後の作品「タンバリンを持つ女性Ⅲ」をヤフーオークションで出品中です。
こちらの芸術作品は、ピエール=オーギュスト・ルノワール Pierre-Auguste Renoir(1841~1919)が亡くなる前の1918年に創作した最後の作品です。ルノワールは、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌと並ぶ19世紀末を代表する画家であり、光と色彩の表現に優れ美術界に革新をもたらしました。陶器の絵付け職人から画家に転身し、その後印象派のリーダー的な存在となります。人生の後半で彫刻を手掛け、素晴らしい作品を残しています。生涯25点の彫刻を完成させており、これが最後25番目の彫刻です。こちらのタンバリンを叩いている女性の作品は、油彩でも制作されており、ルノアールの理想を実現したもの、女性へのラブソングとも言われています。この作品は65年以上にわたって失われていましたが、ロナルドK.パーカー博士は1984年にクリスティーズでオリジナルの彫刻を発見し、アート界を驚かせました。彫刻はもともとテラコッタで作成されており、それはいままで青銅で鋳造されたことはありませんでしたが、ルノアール家、ルノアール財団、メトロポリタンの監修のもと、制作されたブロンズ像です。ルノワールの孫であり、ルノワール財団の所長であるクロード・ルノワールは、タンバリン3世の女性は私の祖父のお気に入りの彫刻の言って一つだと言っております。1984年に、ミュージアムエディオンとして99点制作されました。こちらの品物は、その内のひとつであり5/99の刻印があります。光の加減で表情が変わり、生き生きと躍動感があります。厚みのあるレリーフが幸福感を表現しています。
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