十二代坂高麗左衛門作 萩焼の酒盃 を販売いたしております
樂、唐津と並び長く茶人に愛好されております萩焼の窯からの酒盃です。側面の大胆な削ぎ落とし三カ所が造形・意匠的にまず目を惹きます。そして肌色っぽい温もりある赤味を帯びた色合いと、細かくそしていっそ荒々しく多数入っている貫入の対照がとても個性的で、小さいながらも店頭の他の盃、ぐい呑み類を圧するが如くに映えております。
この作者 十二代坂高麗左衛門(熊峰と号す)は、慶長年間における秀吉の朝鮮出兵を受けて日本に帰化した陶工のひとりである李敬の開いた歴史ある坂窯を1987年に襲名し継承していましたが、2004年に54歳の若さで不慮の事故により急逝しており、十三代を継いだ女性(十二代の義妹)も短期間にて世を去ってしまい、現在この坂高麗左衛門の名跡は不在であるとは少々驚きです。
この品は共箱付きの高価な部類となりますが、現在慈光店内にはお手頃価格(500円~)の酒器、盃を各種取り揃えて御座いますので、来たる年末・新春用に何かお好みに合った一杯、一客をお捜しになられてはいかがでしょうか。
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