『澤田政廣芸術集成』 (ブロンズレリーフ「歓喜天」付)を店頭にて販売しております。
こちら『澤田政廣芸術集成』は1975年に講談社発行、A3型217P の二重箱入りで重厚な作りになっております。
内容は、澤田政廣代表作の仏像彫刻や絵画、陶画、素描、リトグラフ、数々の作品の集大成で、澤田氏の芸術に対する言葉が添えられるなど、
見応えのある本になっております。さらにブロンズレリーフの『歓喜天』が付いて豪華版です。
『歓喜天』とは、仏教の守護神です。ご覧の通り、象頭人身で単身と双身があります。この双身像は一は男天で魔王、一は女天で十一面観音の化身です。
この像を祈れば、富貴をえて、病を除き、夫婦和合、七代までの反栄を約束されると伝えられ信仰を集めています。
澤田氏曰く、『私の作品とし鑑賞していただくと共に、私の芸術を愛して下さる人々に幸多かれと祈り、制作致しました。』とのこと。
ほほ笑みを浮かべる象の男天と女天の顔を見ていると、こちらまで穏やかな気持ちになります。
~澤田政廣~
1894年熱海町生まれ。木彫家 高村光雲の高弟 山本瑞雲に師事。
1921年、帝展初入選。東京美術学校彫刻科別科で朝倉文夫の指導を受け、1927年から3年連続で帝展特選を受賞。
1940年「正統木彫家協会」を結成。1952年、芸術選奨文部科学大臣賞。1953年、日本芸術院賞を受賞。
1962年には日本芸術院会員となり1973年、文化功労者となる。翌年、 熱海市名誉市民となり、1979年、文化勲章受章。1988年、93歳で逝去。
全国各地の仏閣に制作を残している。
代表作は、『吉祥天』『大聖不動明王』など。仏像彫刻を行う。
静岡県熱海市にある澤田政廣記念美術館のエントランス・ホールには、1988年に作成したステンド・グラス「飛天」が天井を飾っている。
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