田村能里子のリトグラフ作品を、慈光店舗にて販売しております。
田村能里子は油絵、壁画で有名な画家で、アジアを中心とした女性の凛とした逞しい姿を描き、高い評価を受けています。
1944年に愛知県に生まれた田村能里子は、中学校3年生の時に画家としての道を志しました。そして1962年に上京し、武蔵野美術大学油絵実技専修科へ入学します。
同校卒業後に結婚し、夫の赴任地であるインドで4年間生活をし、インドの伝統的な文化などに大きな影響を受けました。滞在中は現地の女性を描き続け、帰国後も何
度もインドを訪問し現地で暮らす人々を題材にした作品を数多く制作しました。1986年に文化庁芸術家在外研修員として中国に留学、西域各地を探訪しその後もタイな
どのアジアを中心に、国内外で数多くの壁画を制作し、画家としての地位を確立していきました。画家として油絵をメインにパステル画やリトグラフ、デッサンなど
様々な技法を用いて活動を展開していましたが、次第に壁画へと活動の軸が移っていきます。中国・西安のホテルを始め競馬場、豪華客船、コンサートホール、病院な
ど、多くの壁画を手がけ、日本だけでなく世界で高い支持を得ています。
今回ご紹介のリトグラフ作品は、田村能里子作品の象徴的な色である「赤」を使い、布越しに何かを見つめている女性の姿は美しく、アジア女性のたおやかさが見事に
表現されています。慈光店舗にて販売しておりますので、是非ご覧ください。
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