徳田八十吉(正彦)の壺を、慈光店頭にて販売しております。
三代徳田八十吉は、伝統的な古九谷の技法を基に、色の濃淡のみで作品を仕上げる革新的な技法『彩釉磁器』を取り入、独創的な表現を展開した陶芸家です。
20歳で家業に入り、初代から九谷焼上絵釉薬を、陶の造形作家である父・二代からは現代陶芸を習得しました。伝統と革新に向き合う日々の中で、現代の九谷の色絵とは何か。を常に探究、色釉そのものの流れや、輝きを大胆に打ち出す表現に挑みました。そして、初代八十吉ゆかりの「碧明釉」「深厚釉」と称される釉を、現代に再解釈した表現を展開し、平成9年に彩釉磁器の分野で重要無形文化偉材保持者に認定されました。
今回ご紹介の壺は、底に赤い文字で「正彦」と書いてあり、八十吉襲名前「正彦」銘で作られた作品と思われます。八十吉襲名後の新しい作品が、より評価が高くなるようですが、この作品の耀彩は唯一無二の美を感じさせます。
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