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骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

芳年 周延 国周 国重 (Ⅲ) らの筆になる浮世絵・錦絵を集めた折帖を中野区にて買い取り致しました

浮世絵 錦絵 月岡芳年ー鹿児島戦争記

少し前には東海道の宿場を描いた浮世絵で構成された折本・折帖をご紹介しておりますが、今回のもおそらく同じ頃、明治初期に描かれた・刷られたと思われます浮世絵、錦絵の折帖でございます。
浮世絵 錦絵 月岡芳年ー徳川累代像顕

今回は大判の三枚綴のものでほぼ全頁が埋められておりまして、帖片面に歌舞伎の役者絵がずらりと並び、裏返しますと江戸徳川家の紀伝、年代記と、西郷隆盛伝 [上掲] が連なっております。前回紹介のものよりはまとまり、統一感があるようです。

浮世絵 錦絵 三代目歌川国重-役者絵

前者の画は豊原国周、三代目歌川国重、楊洲周延(撮影・掲載漏れ)らが担当、後者はほぼすべて月岡芳年(大蘇芳年 [明治4年以降使用] という最後の画名を用いている)の筆になります。
無残絵やあぶな絵、風俗画は無く、伝統的で穏健な類型・模範的と申すべき作品群で占められておりますが、1点だけ跳び出す妖怪絵本のようなものがありユニークです。
遠からずヤフオク!に出品の予定ですので、関心おありの向きはお楽しみに。

浮世絵 錦絵 豊原国周-役者絵

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info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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奥村土牛「牡丹」のリトグラフを慈光で販売しております。

奥村土牛 牡丹

慈光では、絵画 書画 掛け軸などのお買い取り、販売を行なっております。

現在、慈光の店舗にて、奥村土牛「牡丹」のリトグラフを販売しております。

奥村土牛は、1988(明治22)に生まれ、101歳で天寿を全うするまで、絵の制作に打ち込みました。

雅号は父から「土牛石田を耕す」という中国の詩から引用して名付けられました。名前の如くひたすら画業に打ち込み、腕を磨き続けました。晩年も画力が衰えること

なく大作を生み出しました。皇居にも飾られている「富士山図」にも見られるよに、刷毛で胡粉で100回、200回と塗り重ね、繊細な色合いの表現をするなど、ストイックな一面もみられます。

こちらの「牡丹」と題したリトグラフは、限定94/200部の品物です。金彩の背景に牡丹が器に添えられており、気品さを醸し出しております。全体の状態も良く、額縁も質の良いものが使われております。

 

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稲葉実の油彩画を店頭にて販売しています。

稲葉実

稲葉実の油彩画を店頭にて販売しています。

稲葉実 略歴

1929年愛知県常滑市出まれ。

1950年自由美術展出品、1960年同会員。

1964年同会員。

1965年日本国際アーチスト協会カナダ・アメリカ展を機に渡米しアメリカ、メキシコを廻る。

1993年歿、64歳

64歳という短い人生を終えた稲葉実。

陶磁器で有名な常滑出身で、ご自身も陶芸をやっていたようです。

陶芸の町に新しい息吹を与えようとアートを持ち込み、仲間とともにいろいろな取りくみや活動していました。

今回紹介させていただきます絵は「遊蝶花(パンジー)」

この作品だけでも稲葉氏の画力の高さがうかがえます。

どこか寂しげな雰囲気ですが遊蝶花がそれを中和しているようにも見えます。

黄色の遊蝶花の花言葉は「つつましい幸せ」だそうです。

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新宿にて国貞の浮世絵を買取させて頂きました。

国貞

国貞

新宿にて国貞の浮世絵を買取させて頂きました。

二代目歌川国貞は四代目歌川豊国、二代目歌川国政とも名乗った江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師です。

国貞は役者絵をはじめ美人画・風俗画などを手がけました。

今回買取されている浮世絵はボストン美術館にも収蔵されています。

題材は来宵蜘蛛線とされています。金太郎で有名な坂田金時が源頼光に命じられ四天王と共に蜘蛛を退治しに行く物語です。

浮世絵は3枚で構成され妖怪など細かに描かれ迫力満点です。

慈光では浮世絵・木版画の買取を行っております。

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幸埜 [幸野] 楳嶺画 千種之花 全4巻揃い (明治22~24年刊行) を練馬区にて買い取り致しました

幸埜楳嶺 幸野楳嶺 千種之花 全4巻揃い 芸艸堂 明治22~24年刊行 古書 和書
江戸時代末期から明治期はじめに活躍し、最晩年には帝室技芸員にもなられた日本画家、幸埜 [幸野] 楳嶺こうの ばいれい(1844~1895)の画になる、草木植物の花々ばかり計200点を掲載します画集・画帖、『千種之花』を全4巻揃いにて買い取りさせていただいております。
貴重な初版であると思われ(巻2にも奥付があるのが奇妙ではありますが、当局への届け出の後、何らかの指導があってそれを承け増訂版として初めて世に出された経緯が窺われる)、どうやら木版画である可能性が高いようで、約130年前に発行されたものとしては総じて状態はかなり良いように思われます。非感情的で理知的な構成を成し、簡潔かつ直截に、単体(一輪、一房あるいは一枝)での姿を無背景で描き切った、花各々の本質・核心を射抜いたような見事な作画が、最低限に抑えられた解説文と共に、4冊に亘って連綿、淡々と繰り広げられておりまして、息をつくのも忘れて思わず一挙に全ページをデジカメに収めてしまいました。
彼自身は、丸山派と四条派の影響を色濃く受けて伝統日本画の本流を受け継いだといえましょうか。また一般的には二宮尊徳の図像で認知され、その延長ともなりますか教育・後進育成の面での貢献度・評価が高いとのことです。なお一説によるとこの画帖、図鑑は、彼のお弟子・門下生たちの為に出された一種の美術参考書であると看做されることもあるよう。されども手前は目下この花の画は、「四季草花図屏風」(岐阜県美術館所蔵)と何かの関連があるのでは(下絵になった?)などと想像、妄想を拡げたりしておるところです。

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