雨宮敬子のブロンズ像 裸婦立像 を中野区にて買い取り致しました
父治郎と弟純も彫刻家である、雨宮敬子 (あめのみや けいこ 1931~2019) のブロンズ像、裸婦像を買い取りさせていただいております。
敬子氏は日本大学芸術学部を卒業、北村西望、富永直樹に師事し、1957年に日展初入選を果たし、1994年には(父・弟と同様に)日本芸術院会員になられた、裸婦に焦点を当てた作品群でよく知られる彫刻家です。2017年には文化功労者となられましたが、約2年前にこの世を去られています。
一糸纏わぬ姿のうら若き女性が手すりか欄干に両肘でもたれ掛かってほぼ直立している全裸像ですが、彼女の作品全般の例に漏れず、猥雑さや煽情性や官能といった要素は殆んど感ぜられず、実に健全、健康的で清楚な女性美をとてもおおらかに表出しています。対象(モデル)に妙な力みや緊張感が無いのは作者が女性なればこそというところなのでしょうか。”A Girl Next Door” といった風情で、親しみ易さが溢れているようです。次週のヤフオク!に出品予定ですので、興味のおありの方は暫しお待ちいただきそちらをチェックなさって下さい。
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