ヤフオクにて尺八(琴古流)を販売しております。
尺八は、唐の呂才(りょさい)が考案し、日本には7世紀末位に雅楽器として伝わったと言われています。
平安時代に入ると次第に衰退していきますがその後、虚無僧が登場し、普化宗(ふけしゅう)を作りました。
この虚無僧の影響を大きく受けた「琴古流」と、明治時代に新しい発展を遂げた「都山流」と大きく二つの流派に分かれました。
「琴古流」は福岡黒田藩の武士であった黒沢琴古を開祖とし、江戸時代からの流派で、一音の中に込められる深い味わいを特徴とし、古典の演奏に秀でています。
一方、「都山流」は中尾都山を開祖とします。明治時代の文明開化の風を受けて創始された「都山流」は、楽譜も小節で区切られているため演奏し易く、
他の楽器との合奏もやりやすいように工夫され、西洋楽器との合奏にも適しているそうです。
尺八の持つ独特の味わいを残しつつ進化を遂げた「都山流」は、現在では演奏人口の一番多い流派になったようです。
また、この流派の違いは、尺八の上部の息を当てる部分である歌口(うたくち)にも現れています。
歌口の黒い部分の素材には、水牛の角、象牙、プラスチック等が使用されていて、角形が琴古流、丸形が都山流と言われています。
今回ご紹介した尺八の歌口が角ばっていることから、琴古流の尺八と判断できます。
日本古来の音色を持つこの尺八を吹いてみませんか? 1月23日(日)21時頃出品終了予定です。
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