オールドノリタケ・花瓶を慈光店舗にて販売しております。
オールドノリタケとは、その年代をはっきりと限定することはできませんが、1800年代の末から第二次世界大戦前後頃まで、ノリタケカンパニーの前身である森村
組と日本陶器で作られました。主に、アメリカへ輸出された装飾品(花瓶、壷、陶製人形、置物など)とテーブルウェア・ディナーウェアの総称です。それらオールド
ノリタケの製品群は、工業的に優れた技術力と伝統的な感性、テクニックが融合した芸術作品として高い評価を受け、現在では骨董愛好家から『オールドノリタケ』と
呼ばれ、人気の高いコレクターズアイテムです。
今回ご紹介の商品は、オールドノリタケの 「葡萄とバラ文一輪挿し」と「ナデシコ文花瓶」です。
高さ15㎝ほどの愛らしいサイズの花瓶に、瑞々しい花々や果実が手彩で絵付けされた作品で、当時流行したアールヌーボー様式の影響を強く受けています。
1911-21 年頃制作されたようですが、大正当時は 様々な形状や大きさ、パターンのものが制作され、 海外の愛好家の目を楽しませましたが、 円柱型の花瓶はなかでも稀
少と言われています。いずれも刻印は通称 “M-NIPPON 印”。 日本陶器前半期に使用されていた印で、 森村の頭文字 “M” と 森村家の紋章である下り藤を逆にしたデザイ
ンとなっています。
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