洋画家・鱸(すずき)利彦 油絵「花と果物圖」
洋画家・鱸(すずき)利彦の油絵が入荷しました!
¥68,000-
【鱸(すずき)利彦について】
鱸 利彦 Suzuki Tosihiko
1894-1993
鱸利彦は明治27年(1894)千葉県生
2歳で宮崎県旧宮崎町に移り住みました。旧制宮崎県立宮崎中学校(現在の大宮高校)に入学し同校で水彩画に触れると、その才能を当時の宮崎県知事・有吉忠一に見出され、19歳で上京、東京美術学校西洋画科に進み藤島武二らのもとで指導を受けました。
その後文部省美術展覧会(文展)、帝国美術院美術展覧会(帝展)等で度々入選を果たしました。学生時代を通じて百貨店の高島屋から奨学金を受け、美術学校卒業後、約25年間を高島屋に勤務し着物などの図案(デザイン)に従事します。図案から得た構図や装飾性はその後の制作に生かされ、また高島屋に関係した美術家との交流により、戦後は美術団体の二科会、一陽会に参加しました。
自然の風景を中心に描き、晩年まで個展を開催し作品を発表し続けた鱸利彦が、人生を通じて追求し続けたのは“写実”でした。明治期に築かれた洋画のあり方が次第に近代化してゆく美術界の動きの中で、彼は抽象的な画風にも幅広く展開しつつ、「日常の中の美しさ」「直ぐなる美しさ」を描きたいと願い続けました。
作品には、そうした心が映し出された自然の雄大な表情と澄んだ光に溢れています。
正統派の素晴らしい油絵だと思います!とてもいい雰囲気ですよ、オススメです!
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