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最上徳内著『蝦夷草紙』の手書き写本をヤフオク!に出品中です

最上徳内著 蝦夷草紙 写本
山形県/出羽出身の北方探検家として著名な最上徳内(1754~1836)が著わした『蝦夷草紙』という和書の古い写本をただいまヤフオク!に出品中です。
徳内は農家の生まれで、父親の死後、27歳で江戸に出て諸家の元を流浪し、ついに経世家の本多利明に辿り着き、そこで天文・測量・航海術などを習得、1785(天明五)年に時の老中田沼意次の施策でなされた幕府による蝦夷地探検に参加し(蝦夷地検分使の一員として)、そこで得られた知見を、1790(寛政二)年頃に纏めたのが、本書の原本とみられます。
出品中の写本は筆記者名や書き写された時期など、奥付もないため、詳細が全く分かりません。蔵書印らしき朱印が「龍埜文庫」と判読されますところから何か情報が得られはせぬかと捜索をしてみましたが捗々しく参りません。仕入れ先は千葉の歴史あるお宅であると伺っており、偽書や捏造書の類いではないと思われます。初めは比較的丁寧な文字で書き進めておられたのに、下巻の中盤あたりからはかなり筆が流れてやや判読し辛くなっているのが、いかにも手書きらしいと申せましょう。なお本書には図版付きの写本があるともいわれますが、本品に図版は掲載されておりません
学問を身につけ、農民の身分から、普請下役ながら武士に取り立てられる(1791年)という、所謂異例な立身出世を果たしたとはいえ、幕府の意向と松前藩の思惑(蝦夷地をおのれのものにしておきたい)の利害対立に巻き込まれて危うい立場に陥ることもあったよう。しかし都合9回もの蝦夷地や北方領土の探検に従事した徳内は、シーボルトから最大級の賛辞(「18世紀における最も傑出した日本の探検家」)を得ていまして、江戸と蝦夷といえば脳裏に直ぐ浮かぶかの有名な間宮林蔵に遜色ない幕末前夜の偉人といえましょう。

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