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歌川国貞 [香蝶楼、三代目豊国] の浮世絵 相撲力士絵 をヤフオク!出品中です

相撲力士絵 小柳平吉 [平助?]
既に役者絵の方が当ブログ上にてご紹介済みですが、今回は同じ国貞画の力士絵をご紹介致します。
上掲画像中右手の「小柳平吉」なる相撲取りの土俵入り姿の一枚に注目が高まっている気配です。
日頃の傍若無人、傲慢不遜な振る舞い、それに酒癖・女癖の悪さが災いし、恨みの積もった同門の弟子両名によりなんと場所開催中に寝込みを襲われて刺殺されるという非業なる凄惨な最期を遂げた(小柳事件、小柳殺し 1862年5月)ことで事情通には夙に名が知られているという、前頭3枚目「小柳平助」と同じお相撲さんの像ではなかろうか?と比定されるものです。
ただ小柳某という力士が少なくなかった(なかでも小柳常吉~優勝相当の成績が複数回ある~が著名)ようですし、そもそも平吉⇒平助と改名したという明確な典拠も見当たりませんので、同一力士扱いするには根拠薄弱で、客観・中立的にはあくまで漠然とした類推、推定に過ぎないというべきかもしれません。
なお、これは国貞が「香蝶楼」と号していた時期(文政10 [1827] 年~嘉永初 [1850s 前半])に描かれ・刷られたもので、平助(ただし熊本藩付の大坂相撲から江戸相撲への転入が1854年4月場所)へと四股名が変わる前だったとすれば、一応の辻褄は合うのですが。
いずれにしましても作画対象がどうであれ、左手の國虎画(俳人でもあり著書『相撲訓』を残す知識人・知性派だった、第7代横綱で稲妻雷五郎~かの雷電関と比肩されるほどの強さであったとも伝わる)と共に、必要最小限の筆遣いで以って力士の肉感、力感を捉え切った、その優れた画力を物語る作品には違いないでしょう。

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