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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

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西嶋勝之の限定500枚木版画『白木屋』を中野区にて買い取りいたしました

西嶋勝之 白木屋 木版画
山口県出身の西嶋勝之による、伝統的な落ち着いた和の興趣に満ちた木版画 『白木屋』 を先頃買い取りさせていただいております。
西嶋氏は1945年の生まれで、60年代後半に京都にて木版画の技術を習得し、早々に独立展への出品を開始、70年代初めから本格的に創作版画に着手し、その後数多の個展、版画展を海外含め各地にて催しております。80年代半ば以降は版画教育の方面へも注力なされたようで、『版画入門』という書籍を出版、版画教室で講師をなさることもあったようです。
彼の作風は他を見ましても終始一貫、京都などの日本の古風な街並みを、派手さを排しひたすら実直に切り取っており、21世紀の今日ではもはや身近で殆んど目にし得ない光景が、見る側の懐古趣味を刺激するようです。
なおここでいう創作版画とは、大正末期から昭和戦前にかけて勃興し近年再評価・脚光の著しい、ムーブメントとしてのそれ(乃至新版画)とは完全に別ものです。特定の団体には属さないとみられるとはいえ彼自身が、東京国際版画ビエンナーレ展の開催(1957~79)に象徴される、当時盛大に進行したといわれる国産版画の国際化と大衆化の潮流に刺激された面はあったでしょう。それでも版画界の趨勢に反し木版以外の多彩な技法・技術を導入するのを拒み伝統的な手法と作風を堅持されたのはある種昔気質の職人さながら。半世紀くらい経つとは申せ、時代・歴史的にはまだ新しいため、その作品の評価はまだ定まっていないという以前にまだその議論の俎上に載っていないという状況ではないかとも推測され、ピークをもたらした棟方志功や池田満寿夫らより後に出た世代の現代の版画、版画家全般にとって大きな課題が残るといえるかもしれません。

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