ロンジンは時計産業の要と言われているスイスでも、特に歴史の古い時計メーカーとして知られています。
1832年にスイスのサンティミエにて、オーギュスト・アガシが時計製造販売会社の共同経営者に就任したことによって始まった時計ブランドです。
懐中時計の製造技術に長けていたロンジンはアガシ家の親族がいたアメリカで国際的成功を収めます。
1867年に自社工場を建設。この時、街の南を流れていた川右岸の「レ・ロンジン」と呼ばれる土地に工場を建てたことから、社名も現在の『ロンジン』になりました。
同年のパリ万国博覧会では銅メダル受賞します。全盛期は19世紀後半から20世紀前半。以降、技術的にも躍進を遂げ、時計の博覧会で数々の賞を総なめにし、
当時の時計界における知名度は現代のロレックスに匹敵するほどであり、誰もが知る時計ブランドとしての名声を獲得しました。
しかし、1980年代に起こった『クォーツショック』により、その地位を明け渡してしまいます。
『クォーツショック』は、セイコーが水晶の振動によって正確な時を刻むクォーツムーブメントを開発したことにより、それまでの機械式時計の需要が
大幅に減っていまったという出来事です。ロンジンも倒産こそ免れましたが、大幅に規模縮小を余儀なくされ、1983年にはスウォッチグループに買収されました。
ロンジンの象徴である『翼を持つ砂時計』のロゴは、製造工場が建てられた1867年以降のモデルから採用されており、全ての時計の文字盤に刻まれています。
また、アンティークウォッチを思わせるドーム型風防の「フラッグシップ」オリジナルは1957年発表されています。
こちらのLONGINES (ロンジン)Flagship(フラッグシップ)の手巻き腕時計、2月13日(日)21時頃出品終了予定です。
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