TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

東京・杉並区西荻窪で創業して35年。
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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

古美術 掛軸!國井道成・新井清堂 仏画

仏画掛軸

アンティーク&ネット慈光、新商品入荷しました!

今回は仏画掛軸を中心に展示しています。

 

表具屋さんによって全てきちんと表具されたものなので、とてもきれいです!

 

 

軸に紫水晶を使っていたり、表装に表具師のこだわりも感じられます。

「阿弥陀三尊佛」
國井道成・画

道成阿弥陀三尊佛

「魚覧観音」
海雲・画

海雲魚覧観音

「白衣観音」
新井 清堂・画

白衣観音新井清堂

「恵比寿大黒」
吉岡 華堂・画

恵比寿大黒吉岡華堂

どれも素晴らしいですが、

道成・画による、阿弥陀三尊佛の来迎図は特に迫力があってオススメですね!

 

平安中期には、「阿弥陀如来を信じていれば、臨終に際して阿弥陀如来が極楽に導いてくれる」という「阿弥陀信仰」が盛んになり、多くの来迎図が描かれ、沢山の人がこころの救いを求めたといいます。

とてもありがたい画題です。

私自身は決して信心深くはないですが、自然と厳かで慇懃な心持ちにさせてもらえます。

 

皆様にも、ぜひ足をお運びの上、ご覧いただければと思います!

お待ちしております!

銅版画/吉田勝彦、司修など展示中!

 

 

アンティークネット慈光では現在銅板画を展示中です!

 

こちらは先日もご紹介しました、吉田勝彦氏の作品です!

吉田勝彦展示風景

 

 

 

こちらはカラーメゾチントという技法でつくられた「平潟港の朝焼け」という作品です。

吉田勝彦平潟港の朝焼

銅版画のカラーメゾチント技法独特のものだと思うのですが、まるで濡れているかような表面のみずみずしさはとても印象的です。

このみずみずしさはおそらく油絵や他の絵にはないものだとおもいます。

 

この独特の画面からは自然と海辺の朝焼けの、湿り気を含んだ空気までも感じられます。


 

 

 

 

 

 

吉田勝彦氏の作品をもう一点ご紹介。

こちらはビュランという技法による「小さな測候所」という作品です。

 

吉田勝彦小さな測候所

 

 

ビュランは銅板に直接刃物で彫っていくので、とても細かい線まで表現されています。

吉田勝彦銅板画

 

 

こちらの作品は、吉田勝彦氏の師事された、こちらもまた銅版画で有名な駒井哲郎氏の作品に似ているとお客様からよく指摘をうけます。

現実なのか、空想なのか、不思議な建物と景色が、とても細かい彫りでシャープに描かれています。

白黒なので、より線の緻密さが際立っています。

逆にその執拗な緻密さが、この独特の非現実感をもたらしているのかもしれません。

見ていてとても心地よい作品ですね。

 

吉田勝彦氏の作品の中では、個人的には一番気に入っている作品です。

お部屋にかざると、とてもいいと思いますよ!


 

 

 

 

 

吉田勝彦氏の作品ではないのですが、白黒の作品をもう一点、おそらく同じ技法で作られたものだと思いますが、、、残念ながら作者はわかりません。調査中です。

 

やはりこちらも細かな彫りによる、線のシャープさが気持ちよい作品です。

 

「ヒマールの見える風景」というタイトルです。細かく描写された夜の街並みは見ていて全く飽きません。

この白黒の表現は銅板画ならでは!

吉田勝彦測候所詳細


 

 

 

 

 

 

最後は小説家、画家、装丁家、エッセイストとして著名な司修(つかさおさむ)氏の作品をご紹介。

 

司修氏の作品には、幻想的な作品が多いようですね。

こちらの作品には、なにか隠された物語があるのかもしれません。こちらも銅版画です。

 

司修銅版画

 

今回はこのくらいで、、、まだまだご紹介したい作品はあるのですが、あとは実際にご覧になっていただきたいですね!

銅版画はとても雰囲気がよく、オススメです!ご来店おまちしております!

 

商品のお問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
TEL/FAX 03-5382-5171
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


 

 

 

竜燈鬼立像!江戸期 骨董・古美術 青銅製!

大変ありがたい一品のご紹介です。

竜燈鬼立像慈光

 

竜燈鬼慈光

竜燈鬼立像です。

恐ろしい形相でにらみつける表情ですが、どこかユーモラスさもあり、親しみがわきます。

竜燈鬼の、ちからのみなぎるような筋肉の表現や、灯篭部分のつくりの細やかさ、総じて全体のバランスのすばらしさ。間違いなく名品です。

竜燈鬼の顔など各所には、本来着色されていた朱色や青などが残っていて、時代がかる前の、往時の鮮明な姿も想起され、また趣深いです。

こちらの竜燈鬼は青銅製、江戸期のようです。

 

 

竜燈鬼立像は一般には、興福寺のものが国宝として有名です。

 

慈光にあるものは、興福寺にあった竜燈鬼に倣って、江戸期に作られたものだと思われます。興福寺の竜燈鬼とは、意匠や材質はまったく異なります。

興福寺の「竜燈鬼立像」は鎌倉時代のもので、おなじく国宝の「天燈鬼立像」とセットで存在しています。

もしかしたら慈光にある竜燈鬼も本来は、天燈鬼とセットだったのかもしれません。

 

竜燈鬼と天燈鬼の図像的背景については、不明な点も多いようで、どうして鬼が燈を抱えている姿になったのか、その詳しいいきさつは分かっていないようです。

 

 

慈光の竜燈鬼は像高もあり、貴重な品物なので万が一を考えて、静かに店内の角に固定、安置されています。

こちらは道具屋慈光・本店で展示販売中です!

その特異な造型や、畏怖と同時に親しみも感じるすばらしい竜燈鬼のお顔をぜひご覧いただければと思います!

 

ご来店お待ちしております!

 

参考:「興福寺天燈鬼・竜燈鬼像について」

http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0039/DB00390R063.pdf 

 

「竜燈鬼立像」のお問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
道具屋慈光
TEL/FAX 03-3339-1619
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


 

 

 

 

 


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