TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

森義利の合羽摺 1986年制作『大・小獅子』を練馬区にて買い取りさせていただきました

森義利 小獅子・大獅子 版画 29/70 合羽版・摺 1986
合羽摺という、江戸時代の浮世絵にも用いられたという、薄い和紙を数枚張り合わせた「合羽紙」に図柄を描き、それを彫って型紙をつくり、手摺りを行なう技法による、版画の第一人者とされます森義利(1898~1992)の晩年の作品2点、『小獅子』と『大獅子』を買い取りさせていただいております。
他の一連の作品と同様に、歌舞伎の見得を想起させる迫力ある構図と、アクセントとなる黒を輪郭として明快な色彩を用いた躍動感ある色使いがここでも特徴的で印象に残ります。
戦中~戦後にかけて友禅の文様絵師として名を成したのでしたが、初めは画家(浮世絵風人物画家)を志していたからでもありましょうか、国際版画展での入選を契機として1950年代後半からその後半生を版画に捧げ、合羽摺の蘇生を成し遂げるに至ったようです。
生粋の江戸っ子らしいといえましょうか、日本板画院という団体を、工芸と美術を巡る意見の衝突から脱退しておりますし、また日本国内におけるよりもむしろ海外での評価の方が高いように見受けられ(ウィキは日本語でページ無しだが英語にはある)、相当に我・芯の強そうな一本気、一言居士であったのではなかろうかという個性的な人物像が傍からは想像されたりします。
大・小いずれも1986年に刷られた、70部限定の29番となります。既に弊社店頭にて販売中ですので、お近くの方は間近にてお確かめいただけます。

お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
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コスタ/コスタ ボダのクリスタルガラス製ペーパーウェイトを武蔵野市にて買い取り致しました

クリスタルガラス ベース ペーパーウェイト 瑞コスタ/コスタ ボダ Kosta ヴィッケ・リンドストランド Vicke Lindstrand 作
18世紀半ばにスウェーデンに設立され、北欧にとどまらず全欧州でも有数の長き歴史を誇るガラス工房コスタ/コスタ ボダが、1970年代に送り出したと思われます、丸いクリスタルガラスのペーパーウェイト/置物、文鎮を、先般武蔵野市にて買い取りさせていただいております。
これの実際の製作に当たったのは、ヴィッケ・リンドストランド Vicke Lindstrand という高名なデザイナー、彼はスウェーデンのガラス芸術の先駆者だと看做されているといいます。
アイスプラントのような葉っぱかあるいは水中に繁茂する藻の類いを模った、鮮やかな緑色をした流れるような物象が、いくつかの気泡と共に歪みのない透き通った球体ガラスの中に閉じ込められている、1770gもある非常にどっしりとした中にも、北欧的なクールネスと繊細さをも兼ね備えた、高度に洗練された印象を抱かせる作品です。
このご時世にありまして、ボリュームある大判の画集や写真集をご自宅でまったり、ゆったりと紐解きご覧になる時間を共に過ごす相棒としていかがでしょうか。

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韓国人間文化財 池順鐸作 三島刷毛目茶碗を三鷹市にて買取させて頂きました。

池順鐸

韓国人間文化財 池順鐸作 三島刷毛目茶碗を三鷹市にて買取させて頂きました。

池順鐸は李朝時代以降、途絶えてしまった高麗青磁を復活させようと同じく韓国人間文化財の柳海剛とともに

高麗青磁を再現させました。

池順鐸は日本の民藝運動に影響を受けたとも言われています。

買取させて頂きました茶碗は高麗茶碗の一種、三島茶碗です。

李朝初期に焼かれたとされています。

この茶碗は外側が刷毛目で覆われています。

茶碗の内側が三島模様で外側に刷毛目のあるものを二つの作行きがあるので二作といいます。

慈光では、お茶道具の買取も行っております。

ご紹介した池順鐸作 三島刷毛目茶碗はヤフオク出品予定です。

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戦艦武蔵の重厚なディスプレイ・モデルを買い取り致しました


太平洋戦争における日本帝国海軍のシンボルのひとつ、大和型戦艦の二番艦となる、戦艦武蔵の模型を練馬区にて買い取りさせていただきました。
一番艦である戦艦大和が呉の海軍工廠で建造された(1941年)のに対して、この武蔵は三菱重工業の長崎造船所で1942年に完成。当時の海軍が拘り続けた大艦巨砲主義の究極最高傑或いは徒花として、戦争終盤に於いて共に米国軍の攻撃の前に悲壮なる最期を遂げたことで今日でも広く知られます。なおちなみに三番艦の信濃は、航空母艦タイプへと変更になっており、海上戦力・戦法の変化を土壇場まで認めなかった日本の海軍ならびに中枢の狭量、頑迷、依怙地さを物語る典型事例とも申せそうです。
製作時期などが判然とはしませんが、実際に武蔵の建造に関与された方への慰労・感謝の贈呈品でありましょうか、プレートには宛名も入っており、三菱の長崎造船所ゆかりの稀少な品には違い無さそう。計算しますとほぼ124分の1の縮尺サイズでして、上下二分構造を成し、一体で成形・鋳抜かれた甲板部、艦橋、砲台といった船体の喫水から上は金色(黄銅)、一方喫水下は赤銅色で、木座に二脚にて打ち据えられています。
ぼんやりこの模型を眺めていましたら、日米経済戦争を経て、所謂重厚長大産業中心から軽薄短小業態主体に産業構造を変化させていったものの、いまや延命のみに躍起かと映る戦後の日本の産業は、敗戦に至る政治・軍事上の過ちと歴史的にみて同じ轍を踏んだのか? などと妄想に耽りそうになりました。

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ロイヤルコペンハーゲン製イヤー(アニュアル)プレートのコレクションを買い取りさせていただきました

ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート コレクション
弊社店舗までお持ち込みくださいましたお客様より、まとまった枚数のロイヤルコペンハーゲン製造イヤープレートを買い取りさせていただいております。
1908年に始まって連綿と今日までリリースされ続けている、深いブルーを基調とした、毎年様々な図案に意匠を凝らした、クリスマスなどの祝い事で御用達とされた/る飾皿です。他社が真似て追随した人気シリーズです。
惜しくも今回流石にそう古いものは含まれておりませんで、内訳は1970~90年代のもので占められており、それ以前の年代としては、蒐集された方にとっての何かの機縁・記念であったものと推察されます1932年がひとつ紛れ込んでいるだけであります。それを含めて、抜粋として写真で掲げましたのは、2008年の100周年記念4枚(5種類出ていたよう)、2000年のミレニアムプレート、1995年、1968年の都合8枚となります。
幸いにも大半に箱・封入紙片が残っています。年代で区切りまして複数枚のセットの形にてヤフオク!への出品を予定しておりますので、興味のおありの方はお楽しみにお待ちくださいませ。

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