TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

戦前の英国製ゲートレッグテーブルを販売いたしております

オーク材ゲートレッグテーブル (1)
両サイドの垂れ下がった天板二枚を持ち上げますと長径120センチのオーヴァル型テーブルと化します、今でも人気のあるゲートレッグテーブルが入荷しました。
その機能性(2枚を下してしまえば、40×90センチの長方形サイドテーブルに早変わりあるいは楽々収納)とデザイン性(オークの重厚感と色艶、そしてツイスト [シュガー] レッグ~砂糖菓子を思い起こさせます~)を備えたこのお洒落且つ優雅なテーブルは、17世紀初めのジャコビアン期にその源流を遡るといい、18世紀後半には一度廃れたようですが、20世紀に再注目・リバイバルを果たし、本品はその当時(おそらくは1930年代)に製造された年代物ものとなるようです。
オーク材ゲートレッグテーブル (2)
なお、ネーミングについては歴史的にかなり紆余曲折を経ておるようで、当初はフォーリングテーブルだったのが、19世紀半ばあたりからゲートレッグ~と広く呼び慣わされ、更に今日では俗にドロップリーフテーブル、あるいはバタフライテーブルとの呼称でも通じるといった具合です。
オークなどブナ科の材の柾目に稀に出現する、虎の縞の様な筒模様である『虎斑』とらふこそ認められませんが、木目は綺麗で状態は概ね良好、天板を支える脚もシッカリしており、実用性を十分に保っております。以前に比しまして大幅に家具の取り扱いを縮小しております弊社慈光ではございますが、このようなアンティークのものに特化するかたちにてお取り扱いを継続しておりますので、もしも和洋の古い家具類のご処分をお考えの場合にはどうぞお電話またはメールにてお問い合わせくださいませ。

オーク材ゲートレッグテーブル (3)

お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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稲葉実の油彩画を店頭にて販売しています。

稲葉実

稲葉実の油彩画を店頭にて販売しています。

稲葉実 略歴

1929年愛知県常滑市出まれ。

1950年自由美術展出品、1960年同会員。

1964年同会員。

1965年日本国際アーチスト協会カナダ・アメリカ展を機に渡米しアメリカ、メキシコを廻る。

1993年歿、64歳

64歳という短い人生を終えた稲葉実。

陶磁器で有名な常滑出身で、ご自身も陶芸をやっていたようです。

陶芸の町に新しい息吹を与えようとアートを持ち込み、仲間とともにいろいろな取りくみや活動していました。

今回紹介させていただきます絵は「遊蝶花(パンジー)」

この作品だけでも稲葉氏の画力の高さがうかがえます。

どこか寂しげな雰囲気ですが遊蝶花がそれを中和しているようにも見えます。

黄色の遊蝶花の花言葉は「つつましい幸せ」だそうです。

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小林敬生の木口木版画「星の時間ーそして朝」をヤフーショッピングで販売しております。

小林敬生 木口木版画 星の時間ーそして朝 

慈光ヤフーショッピング 小林敬生 木口木版画 「星の時間ーそして朝」 1/20部

慈光では、絵画、美術品のお買い取り、販売しております。

杉並区で小林敬生の 「星の時間-そして朝」の絵画をお買い取りさせて頂きました。
小林敬生は、木口木版画(こぐちもくはんが)で日本を代表する作家です。1944年 島根県生まれ。日本、海外で数々の賞を受賞し、2006年に、紫綬勲章を受章しました。
木口木版は西洋木版とも呼ばれ、18世紀末にイギリスのビウイックが発明し、19世紀中頃からは書籍の挿絵として頻繁に使われ、1880年代に写真がそのまま印刷される方法が開発されるまで多く制作されました。この頃活躍したのがG・ドレであり、ドレの原画は高い技術を持つ彫り師たちによって巧みに彫り出されるようになり芸術として認められるようになりました。写真に役割を譲った後も、この緻密な表現は現代の版画家たちによって高められました。
凸版に分類される木版で、一般的な木版(板目木版)とは大きく異なり、柘植、椿、梨、楓など非常に目の詰んだ木を用い緻密な表現効果は銅版画に近く西洋木版とも呼ばれます。
小林敬生は木口木版の可能性に挑みました。極薄で半透明の雁皮紙(和紙)に、木口木版で作成した精密な複数の版木を組み合わせた、空間表現。「鏡貼り」の手法等を駆使することにより、書籍の挿絵や絵本の印刷に用いられていた「木口木版」の作品の大型化を実現するなど様々な表現法を取り入れました。
こちらは、 「星の時間-そして朝」と題した1997年の作品です。1/20で状態も良いです。自然や動物をモチーフにしています。非常に遠近感があり、大胆な構図の中に、一ミリに達しない線が無数に描かれております。「神は細部に宿る」といった言葉が当てはまる作品ですね。
小林敬生 木口木版画 「星の時間ーそして朝」 
小林敬生
略歴
・1994年 島根県に生まれる。
・1988年 昭和62年度優秀美術作品として文化庁買上げ。
・1978年 より版画大賞展、版画グランプリ展などで優秀賞受賞。
・1982年 ソウル国 際ミニチュア版画ビエンナーレ展グランプリ。
・1989、91、93年 和歌山県版画ビエンナーレ展優秀賞。
・1991年 大阪国際版画トリエンナーレ展特別賞。
・1993年 高知国際版画トリエンナーレ展大賞。
・1997年 大阪トリエンナーレ版画・銀賞他、国際展に多数出品。
・国立東京近代美術館、大英博物館、
ニュージーランド近代美術館など内外に32作品収蔵。
・現在、日本版画協会理事、多摩美術大学教授。

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中国製の硯 端渓硯 を店頭にて販売いたしております

瑞渓名硯
今回掲げましたのは、広東省肇慶市を石の原産地とする 端渓硯たんけいけん の一品で、中国における良硯四宝(他は歙州硯きゅうしゅうけん洮河緑石硯とうがろくせきけん澄泥硯ちょうでいけん)と称される、最高峰の硯の流れを汲むものです。
世に登場した初唐の時代より高い地位を占めていたそうですが、原産地の肇慶市が中国国家より『硯都』の称号を授かっていることが象徴致しますように、端渓硯は今日でもなお随一の硯とされています。
単に物珍しさで珍重されていたわけではなく、墨液や筆先との相性・適合性が優れていたのと、成分の粒度が極めて細かく、また吸水性、透水性に関しても極めて低いという、優れた硯に求められた機能性、必要条件を悉く満たしていたからだといわれます。
最高の石質を誇ったのが老坑、坑仔巌、麻仔坑で、別格というべき端渓有名三抗とされましたが、いずれも2000~2007年ごろに閉坑となっているとのことですので、現在ではもはや最高級品は生産されることがないのでしょう。今回の品がそれらに連なるとまで申すのは大いに憚られるところですが、上部にあしらわれた細かい彫刻および立派な共箱と併せまして、過去の偉大な名品へと思いを馳せる縁とはなりましょう。

 

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根来塗の小さな香合を店頭販売いたしております

根来塗 島物香合 房外
茶器類のご紹介が続いておりますが、今回は根来塗の直径3.5センチ・高さ4センチほどの小さな香合の登場です。
黒漆の下塗りの上に朱漆塗りを施された漆器が広く根来塗と呼ばれています。由来、起源は14世紀の根来寺(和歌山県)で使われていた汁器に遡るとされ、当寺の僧たちが自ら製作し日常的に使用していた漆器の表面の摩耗が味、趣きのあるものと看做されるようになり、次第に一般化して行った模様です。
今日ではそういった表面の摩耗により生ずる黒漆の表出は、人為・人工的にデザインとして作り出されておるようです。
今回の香合は房外という名の塗師の手になるもので、中華・朝鮮所縁でない「島物」と敢えて題されております。本体側面の文様は唐草文にも見えますので、広義では唐物として扱って良さそうですが、作り手の意図はアラベスクか葡萄唐草にあったのかもしれませんね。それに蓋の頭頂部の尖った形状および図柄は、確かにあまり東アジアらしくは無いですね。
現在慈光店内には他にも大小様々な個性的な香合が並んでおります。香木を入れて王道的な用い方をされるも良し、または(今後の利用・存在価値に些かの危機と懸念を隠せはせぬものの)朱肉入れとしてお手元に備え愛でるも佳し、あるいは今やもっと自由な発想でこの伝統工芸品を生かし後世に伝え残して参ることも許されるのではないでしょうか。

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