大正時代の家具修理後。
慈光では、アンティーク、古道具の家具のお買い取り販売を行っております。仕入れをしたものを、修理、クリーニングして販売しております。こちらは大正時代の文机です。仕入れた段階では天板の裂け、割れ、塗装の剥がれ、傷や穴等がありましたので補修、再塗装。脚のぐら付き、引き出しの不具合など調整しました。今年は猛暑である為、塗装は非常に難しくなります。その対策として「たんぽずり」という布に綿を入れたもので塗装していきます。溶剤を発揮させながら刷り込んでいく昔ながらの手法です。表面の塗膜と相談しながら塗っていきます。本来のアンティーク家具の塗装（フレンチポリッシュ）も同じやり方でシュラックをアルコールで溶かしたものを使っています。経年劣化による古材の良さを残しつつ塗りなおすのが非常に難しいです。遂やりすぎでテカテカになってしまうことも、、
古い家具jに関しては、ただ古いだけではお買い取りや販売することが厳しくなってきております。やはりいい素材とデザイン、使いやすいサイズなどが重要です。約４０年家具を取り扱ってきておりますが、以前は重厚で大きな家具が売れる時代がありました。しかし最近の住宅事情や世代の感覚の違いの関係で大きな家具の需要は減ってきております。中には良いものであるが状態が悪すぎでお買い取りできないものもあります。最近の合板やチップ材の家具などは基本的には修理には向いていません。修理できるかどうかもお買い取りをする際に重要なポイントとなってきます。
天板や引き出しの中など欅の木目が良く出ており、引き出しの取っ手はレトロなかんじを醸し出しております。サイズも小さく値段もお手頃です。慈光家具ショールームにて販売しております。
お客様各位
誠に勝手ながら8月12日～8月18日まで慈光は夏季休業となります。
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