LALIQUE (ラリック)のバガテルベースの花瓶を販売しております。
今回はラリック社のバガテルベースの花瓶をご紹介致します。
『バガテル』は、フランス、パリ西部、ブローニュの森にあるバガテル公園から名付けられました。
花瓶の柄は木々の中のスズメをモチーフにしており、スズメのいろいろな表情が愛らしく描かれています。また、透明クリスタルと表面を白濁させたフロステッドクリスタルが美しく調和さ
れ、日常の芸術品としてもとても人気があります。
“ガラスの詩人”と言われたルネ・ラリックは、1860年にフランス・シャンパーニュ地方に生まれ、若干20歳にてアール・ヌーヴォー様式の金細工師・宝飾デザイナーとして活躍しました。
その後、ファッションの流行にともない、彼のデザインする派手な装飾がある宝飾品が売れなくなったことから、ラリックは、フランスの香水商・実業家・富豪である、コティの注文により、
香水瓶とラベルのデザインをしました。それがきっかけとなり、ガラス工場を経営し、本格的にガラス工芸品の製造に専念するようになりました。香水瓶、花瓶、置時計、テーブルウェア、
アクセサリーなどを手がけ、ガラスの分野で再び人気作家の地位を取り戻しました。1920年代からラリックは、オリエント急行の客車などのインテリア(ダイニングルームなどのガラス天井、
装飾パネル)を担当しました。また、レストラン、ホテル、邸宅などの装飾、ステンドグラス、噴水など、活躍の場を広げました。日本では、1932年に旧皇族朝香宮邸(現・東京都庭園美術
館)のガラスの扉やシャンデリアなど手掛けており、現在、箱根ラリック美術館では数々のラリック作品を目にすることが出来ます。
お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)道具屋 慈光
TEL/FAX 03-5382-5171
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)