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マルク・シャガールの複製画「ヨセフ」を店頭にて販売中です

マルク・シャガール 「ヨセフ族」『エルサレム・ウインドウ』より
マルク・シャガール(1887~1985)が聖地エルサレムの新教会(ユダヤ教)の為に描いた12枚連作の『エルサレム・ウインドウズ』からの一枚 「ヨセフ」 の複製画が入荷しております。
アンドレ・マルローに依頼され1964年に完成したオペラ座の天井画の制作をはじめとして、フランスでの活動が長くまた充実していた(ただ大戦中には米国に亡命していたが)シャガールですが、出生の地は旧帝政ロシアの現ベラルーシで生粋のユダヤ人なのは、殊に本邦では見過ごされがちかもしれません。
戦後まもなくの1959年に、ユダヤ教の新しい教会の建設が決まり、内装のステンドグラスのデザインを依頼されたシャガールは、自身が深く信仰するユダヤ教の聖典「旧約聖書」を素材に、その中のイスラエル12部族をテーマとして、見事な色彩と迫力ある描写で精神性の深い12枚のステンドグラスを生み出したというわけです。
今回の品はそれらの内からヨセフをテーマとしたもの。それら12人の息子の父であるヤコブが今際にひとりひとりに残した最期の言葉(旧約聖書 創世記 第49章)が、インスピレーションの源のようです。このヨセフでは、「ヨセフは実を結ぶ若木、泉のほとりの実を結ぶ若木。その枝は、かきねを越えるであろう。」という、第22節がそれに当たります。年長の兄弟たちに迫害されエジプト行きとなり苦難と栄誉(宰相に就く)を味わい、偶然が重なり自国民を飢饉から救うことになる救世主ヨセフの将来、行く末を示唆するような父の遺言であると解釈出来るかも知れませんね。
目映いばかりにグラス一面を覆う黄色の全体色は、穀物(麦)や財産、豊穣を象徴しているのでしょうか。画中右手に見える雌牛(七年間の大豊作が訪れ、その後七年間の大飢饉が訪れるという、エジプトのファラオの夢に出た預言に関連?)らしきのが6頭しかいないのが少し腑に落ちずにおります。

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