TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

東京・杉並区西荻窪で創業して35年。
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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

山口華揚の木版画『秋晴れ』を販売しております。

1899年、京都の友禅染色家の二男として生まれた山口華揚は、幼い頃より、粘土や筆で動物を写すことを好み、小学校を卒業後、西村五雲に師事します。

師の勧めにより、京都市立絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学)に入学すると、同年の第10回文展で『日午』が初入選します。

また、竹内栖鳳の私塾竹杖会の研究会に参加し、京都画壇の伝統に学び、花鳥画を研鑽を重ねると、出品した作品が連続特選となり、

動物画家として名を知られるようになりました。第10回日展の際、斬新で理知的なフォルムと構図、色彩対比を見せる「黒豹」を出品、

師五雲の影響を払拭した独自の様式を確立すると共に、現代的な日本画の登場として話題を集めました。

円山四条派の写実を出発点とし、穏雅で淡々と描き出す対象の中に知的でシャープな現代的感性を盛り込んだ作風は、

戦後の日本画壇の動向の中でも一つの指標となりました。1980年に文化功労賞に顕彰され、翌年、文化勲章を受賞。

1982年には京都市名誉市民となり、パリのチェルヌスキ美術館で個展が開催されたりしましたが、1984年京都府京都市において、84歳で亡くなりました。

名作を木版画で再現した『秋晴れ』は、涼し気な薄青い背景と紅葉の対比に緊張感のある作風です。木漏れ日の中に佇む黒猫の瞳に吸い込まれていきそうです。

こちらの作品は慈光店舗にて販売しております。

 

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(有)道具屋 慈光
TEL/FAX 03-5382-5171
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木田安彦 作『阿吽』を買取させて頂きました。

 

木田安彦(1944~2015)は、京都の寺社や仏像を主なモつーフとして木版画をはじめ、ガラス絵や水墨画、書等、多彩な活動を繰り広げました。
京都に生まれ、京都市立美術大学美術専攻科へ進学し、公募展に入選、イラストが認められ、『年鑑イラストレーション』に掲載されました。
東京に移ると、博報堂制作部に勤務。入社一年目で毎日商業デザイン賞を受賞するなどグラフィックデザイナーとして注目を集めました。
その後は、デザインと版画家の仕事を両立させ、国内外の数々の賞を受賞しました。
こちらの木版画作品『阿吽』は、迫力のある開口の阿形像と、口を結んだ吽形像である金剛力士像が描かれ、味わい深い寺院の風景となっています。
木版画の可能性を求め続けた木田の魂が込められているようです。

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井堂雅夫 作『東京駅』をヤフオクにて出品しております。

1945年、満州で生まれた井堂雅夫は、戦後混乱の中、両親の実家である京都に引き揚げ、その後、父親が岩手県に職を得たことで、岩手へ移り住むことになりました。

日本の戦後の歩みは終戦の年に生まれた井堂の歩みにも重なっています。井堂は、盛岡の大自然の中でのびのびと育ちました。しかし、両親の離別により、15歳の時に

京都の母方の実家に引き取られました。一時は電気関係の仕事に就きますが、もの創りの盛んな京都で、多くの人たちが伝統産業に従事していることを知ると、小さい

頃から絵を描くことが好きだった井堂は、祖父のつてを頼って染織作家の元に内弟子となりました。この時の決断が井堂のその後の進む道の大きな分かれ道となりまし

た。20歳で染色職人として独立し、生活のため帯やきものを染める仕事をしつつ本格的に創作活動を開始し公募展などにも出品を始めました。

木版画家・斎藤清の作品との出会いにより、木版画の世界にのめり込んでいきます。その頃、昼は十人ほどの職人たちとともに染色工房で帯やきものを制作し、夜は版

画のための下絵制作を続け、念願の制作工房と木版画普及の拠点となる画廊を開き、もの創りに力を尽くしていきました。その後、70歳で亡くなるまで、染料で絹地に

絵付けを施したり、アクリル画を制作するなど画家としても多くの作品を残しています。

こちらの作品は、東京のシンボルでもあるレンガ造りの駅を背景に、雪で覆われた景色は、美しく、郷愁を感じさせます。

いくつもの工程を経て作らた木版画の技法により、色の深みがあるのも、染色作家としての経験が存分に生かされているのではないかと思われます。

只今ヤフオクにて出品中です。

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カレル( Jacques Carel) リトグラフをヤフオクにて出品中です。

1937年パリに生まれたカレルは、子供の頃から絵に対する情熱を抱き続けていたましたが、学校では会計学を学び、長い間、絵は趣味として続けていました。

しかし、周囲の強い勧めもあり、30代の時に彼のすべての時間と情熱を芸術に捧げるべく、仕事を投げ打つ決意をし、画家に専念したました。

間もなく版画の分野で彼の風景画は有名になり、今や数多くの賞とともに特にヨーロッパとアメリカで多くのファンを獲得しています。

こちらのリトグラフ作品は、夕暮れ時を表しているのでしょうか、淡い色彩の空とゆらゆらと穏やかな海にヨットが浮かび、観ているとゆったりとした気分になれそう

です。 ヤフオク出品中ですのでどうぞご覧ください。

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五味悌四郎の作品『中仙道妻籠宿』を買い取りさせて頂きました。


1918年、東京に生まれた五味悌四郎は、幼い頃から絵画に魅せられ、東京美術大学卒業し、1964年には渡欧。パリのグランド・ショミエール芸術学校にて学び、

本場のシュールレアリスムを掴みとります。そして、1965年に出品した、ボザール展では入選を果たしました。フランスのル・サロン展にて銀賞と銅賞を受賞し、

日本のみならず海外においても、高い評価を獲得しました。帰国後の1968年には、大学時代から出品していた一水会で優勝を飾ります。この実力と貢献を買われ、

1984年には一水会の委員に推挙されますが、より自由な作品を生み出し続ける道を選び、1986年に一水会を退会、無所属として活動開始しました。

静止画においては、その研ぎすまされた写実力を発揮し、日本におけるシュールレアリスムの最高峰とも言える作品を生み出しました。

五味悌四郎自体、そこまで広く知られている画家ではありませんが、海外に渡り、洋画の研究とを研鑽を積み上げ続けたことで、独特な世界観を作り上げ、

日本の洋画界に革命をもたらすほどの、大きな功績をあげていきました。

こちらの作品は、木曽路を代表とする観光名所、中仙道の宿場を情緒溢れる筆遣いで表現しています。

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