慈光ヤフーショッピング 藤原健 備前緋襷徳利 酒器 共箱
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今回ご紹介する品物は、藤原健の徳利です。藤原健は、大正12年(1924年)生まれ。叔父は、人間国宝の藤原啓にあたります。藤原啓の元で陶芸を始め、その後、同じく人間の金重陶陽の門をたたき、技術を習得しました。また北大路魯山人の鎌倉の窯に応援に行き、作品を制作し、魯山人のもとで、芸術面を磨きました。錚々たる日本を代表する作家の元で、腕を磨き一流の作家になって行きます。戦後の備前焼を盛り上げ、復興させた一人と言えるでしょう。53歳という若さでこの世を去りましたが、将来の備前焼を担ってゆく作家と嘱望されました。
藤原健の特徴は、優れた造形の素晴らしさにあり、肌感や、景色の良さも加わり現在でも人気があります。
緋襷(ひだすき)とは、赤色(緋色)襷(たすき)をかけたような模様から緋襷と言われるようになり、元は窯詰めをする際に、作品同士がくっつかないようにするため藁を巻いていましたが、それが模様として用いられるようになりました。
藤原健 略歴
1924年 岡山県に生まれる
1946年 叔父、藤原啓のもとで陶芸を始める。金重陶陽宅をたずね、以後、啓、陶陽に師事
1952年 京都で金重素山に京焼を学ぶ
1954年 鎌倉の北大路魯山人の備前焼窯焚き窯区の応援に行き、食器の制作技術など制作。 魯山人に師事。
1956年 独立し、第1回の窯を出す
1957年 岡山にて初個展開催
1958年 日本伝統工芸展に初入選、以来連続入選
1969年 第1回金重陶陽賞受賞
1970年 大窯を築窯 大窯初窯展開催(岡山、東京、大阪)
1973年 岡山県重要無形文化財に指定される
1977年 心臓発作のため死去
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