TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

米田和の彩描茶碗を店頭にて販売中です

米田和 彩描茶碗 九谷焼
岡山県出身、九谷焼の現役陶芸作家、米田和(1949~)の比較的最近の作品と思われます彩描茶碗が入荷いたしております。
薄い緑色を背景とし、水の流れと水中を行き交う生き物をイメージした図柄なのでしょうか、鯨か鰻かはたまた鮎か何かの川魚かなかなか判然と致しませんが(もしかするとたびたび描かれるウサギであるという線もあって)、勢いに任せたような自由闊達な筆致の彩描(マティスやピカソやクレーあたりとの親近性を覚える)は、見る者を和ませると同時にその想像力を刺激します。一部には金彩が施され、豪華さと流麗さが迸っています。
平成時代になって盛んに創作活動と個展開催を展開されており、日本伝統工芸展では毎年のように入選を果たし、娘さんと共に母子揃っての陶芸家である米田和氏。白と黒の世界を九谷焼に於いて切り拓き、黒釉、黒上絵具を用いた・強調した彩描で作陶の冒険を続けていらっしゃると聞いております。

お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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筒井廣明作の紫陽茶碗を店頭販売中です

筒井廣明 紫陽茶碗
長野県の出身で、安曇野穂高に窯を構える現役の陶芸家 筒井廣明の紫陽茶碗を、弊社店頭ならびにヤフーショッピングにおいて販売いたしております。
筒井氏は1951年の生まれで、初め石川県で九谷焼を修行し、1976年から京都にて清水卯一(1926~2004; 鉄釉陶器における人間国宝)と川瀬満之(1933~)という陶芸界の巨匠に師事し腕を磨き、1978年以降様々な賞を受賞、作品が伊勢神宮やロサンゼルスLACMA美術館に収蔵される、評価の高い作家です。
幻想的な色合いとほのかな陰翳とが魅力的な薄い紫色の本作は、筒井氏が何時からか(2000年代以降?)熱心に追求するようになった、葆光彩磁の技術、手法を部分的に採用した茶碗ではないのでしょうか。日本の近代陶芸のパイオニアであり、陶芸家として初めて文化勲章を受章した板谷波山(いたや はざん 1872~1963)が独自に創出したとされます葆光彩磁とは、薄肉彫りによる微細な光と影、彩色の濃淡による遠近感、葆光釉(艶消し効果がある)による淡い光、これら三者が三位一体を成し独特な深みのある味わいを生み出す陶磁器です。
筒井廣明 紫陽茶碗 内側
本作では彫はおろか図柄、文様すら描かれておらず、箱書に言及が無いように葆光彩磁そのものには当たらないでしょう。ただ朧げな光を発しふんわりとしたその表面の在り様には、葆光釉の効果が顕われている気がします。そして貫入によって生ずる模様を(計算ずくで?)花弁に見立て、紫陽碗と命名されたと想像します。なお貫入は二重貫入(清水卯一が得意とした)ではないようなので、あまり複雑さは伴いませんが、全体に薄ぼんやりした色と反射光が模様と相俟って雨に濡れた紫陽花のイメージに繋がって来るようではありませんか。
「葆光」というタームには恥かしながら初めて出合いましたが、なんでも『荘子』の「齊物論」に登場する言葉で、一種の究極無限の境地を意味するとのこと、哲学的な深遠な意味合いが込められている陶芸装飾技法ということになるのでしょう。

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店頭にて中里隆の作品を買取させて頂きました。

中里隆

店頭にて中里隆の作品を買取させて頂きました。

12代中里太郎衛門(無庵)の5男として生まれる。

兄は13代中里太郎右衛門、3男に中里重利がいます。

中里隆といえば唐津らしくない作品も多くなかでも南蛮唐津が有名です。

中里隆は小山富士夫の勧めで昭和四十六年から種子島に渡り、西之表で種子島焼を始めます。

種子島焼で焼〆を作り、中里隆自身も焼〆が性に合っていたようで、彼独自の唐津南蛮が誕生しました。

その後、唐津に戻りますが、唐津らしいものは作らず自分の思い描く唐津焼の作品を作っています。

中里隆は、「別冊炎芸術 陶芸家150人 2020年現代日本の精鋭たち」にも載っており、

お年を召されても、現代の陶芸を牽引する存在です。

買取させて頂きました唐津三島寿鉢は店頭にてお買い求め出来ます。

お近くをお寄りの際はぜひお越しください。

 

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江戸切子作家 黒川昭男のロックグラスをヤフオク!出品中です

黒川昭男 江戸切子 ロックグラス グリーン
十代(中学卒業後即)から江戸切子硝子作品制作の道一筋であった、東京都伝統工芸士の切子作家 黒川昭男(1941~2019)の手によります見事なロックグラスをただいまヤフオク!に出品いたしております。
地の色は、涼しげなグリーンというか青緑、ピーコックグリーンかターコイズブルーといったところでしょうか。表面に被せられるように縦横に走る透明な直線と曲線、それに八角篭目や魚子といった模様が入り混じった、とても深いカットが、光の反射・屈折により非常に複雑多様なグラスの表情を作り出します。幾何学模様と曲線の織り成す大胆なカットは、まさに江戸切子の最高技術者の技の結晶といえましょう、クールな出で立ちのですが作家、職人の情熱と熱気が発せられているよう。あまりの美しさの前では、別のグラスで一杯、一献傾けつつ、この美麗なる一客を肴代わりに愛でるというのが乙だと申すべきかもしれません。
集団就職で名人といわれた小林菊一郎に弟子入りしてから幾年月、ひたすら切子の制作における技術の深化と独創性の追求に邁進された黒川氏ですが惜しくも2019年5月に既に世を去られていたとのこと。もうこのような大胆かつ自由で鮮やかな煌きを誇る切子にはお目にかかれなくなってしまうのでしょうか、独立してご自身の開いた黒川硝子工芸(1993~)の後進の奮闘に期待したいところです。

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河井武一作 ざくろ湯呑 を、店頭にて販売しております。

河井武一作ざくろ湯呑
先般に舩木研兒のスリップウェアをご紹介しておりますが、今回は同氏と同様に、大正末~昭和初期に盛り上がりを見せた民芸運動に係わりのあった陶芸家、河井武一です。彼の手になる湯呑を店内にて陳列・販売しております。
石榴の実るのは秋口であり、季節がズレてしまいますが、落ち着きのある図柄であり、地味で飾り気の少ない、実用面の強調された感の強い湯呑です。とりわけ大きさ・かたち双方ゆえにでしょうか手にしっくりと馴染むのが特長的で、湯呑と銘打たれてはおりますが、個人的には寧ろぐい呑みに丁度良いようにも思われ、目出度き新春の一献用に相応しいかもしれません。ザクロはその実の多きことから豊穣、子孫繁栄の象徴とされ、また紅一点の華やかさをも含蓄する(王安石より)ということでありますし。
姓の示す通りに、かの河井寛次郎は一回り半年長の叔父にあたり、長きに亘ってその薫陶と指導に浴して、寛次郎の民芸芸術を継承・発展させた武一氏、現在ではさらにそのご子息(長男)である透氏(並びに数多のお弟子たち)によりその遺志が受け継がれている模様です。

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