TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

東京・杉並区西荻窪で創業して35年。
アンティークや古道具、骨董なら東京・杉並区西荻窪の慈光におまかせください。骨董のまち西荻窪で古くから営業してまいりました。西荻窪へお越しの際はぜひお立ち寄りください。

東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

日本画家 池田遙邨のリトグラフ『芒原』を販売しております

池田遙邨 リトグラフ 『芒原(すすきがはら)』
岡山県出身で文化勲章を授かった日本画家 池田遙邨(1895~1988年)のそこはかとなくユーモラスな作品『芒原(すすきがはら)』のリトグラフを店内にて販売いたしております。
大小狐7匹が、荒涼たるススキの野原を挟んで、こちら側にいる(筈の)観察中の人間どもに何かちょっかい加えてやろうかとでも謀議中なんでありましょうか、作者遙邨の自然愛が滲み出ている作品だと申せるかもしれません。
洋画を学び若干十八歳にて文展で自作が入選しすわ天才少年画家が現れたと世を沸かせた遙邨でしたが、早咲き、早熟の芸術家の先には往々にして壁が立ちはだかるものでして、程なくして日本画に転向、関東大震災の被害惨状を描いたムンク風の作品が帝展で認められず落選、といったように、やはり苦悩や挫折から無縁では済まなかったようです。
それでも持ち前の才能は確かで研鑽を重ねると、1928・30年の帝展で特選を得、一線級の画家のひとりとして名を連ね、以後画壇で活躍することとなりました。
終生旅と自然を愛し、東海道五十三次を3回も踏破(歌川広重に倣ったスケッチ旅行の成果が、1931年完成の『昭和東海道五十三次』)、晩年には心酔する種田山頭火の俳句をモチーフに画作をしたり山頭火の姿で旅をしたといいます。そして名誉市民となった故郷倉敷市に自らの日本画・素描を大量に寄贈し逝去されている身の処し方には感服します。

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(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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上條俊介の 仔馬の像を店内にて販売しております

上條俊介作 仔馬の像
長野県の誇る彫刻家、上條俊介(1899~1980)のブロンズ像、仔馬の立像を販売中です。
また馬かと言われてしまいそうで恐縮しつつのご紹介です。もしや生後間もない子馬が自力で立ち上がったところを捉えたものでありましょうか、氏の作に於けます特徴のひとつである筋骨隆々さは影を潜め、まだ短い尻尾と少し怯えたような姿勢が、幼さ・未熟さと同時に未来への可能性・希望の様なものを感じさせる、そんな雰囲気が漂います。
上條は長野県の生まれで、早稲田大学を経て、北村西望に師事。大正13年の帝国美術院展覧会に自作が初入選し、以後帝展~新文展(日展の旧名)に出品を続けました。昭和12年からは新文展に無鑑査出品となり大いに活躍したとのことです。
代表作とされるのは、晩年に制作した「播隆上人」(松本駅前広場と故郷の朝日美術館~上條俊介記念館とも~に二体あり)、必ずしも展覧会に拘泥しない創作活動に力を入れるようになっていったそうです。なお松本市役所本庁舎の前庭には、むくつけきと申したら失礼ですが、逞しい腰巻ひとつだけの青年像が市のシンボル像として立っておりまして、これの祖型がどうやら上の日展無鑑査の資格を得た年の出品作であったようで、師西望から一番の出来だと褒められたものなのだそうです。
ともあれコロナ禍の只中にありましても、去る当年九月には上記朝日美術館にて「上條俊介とその時代」との副題で交流名品展が催されたといいますので、地元での認知度と評価の高さが窺い知れます。

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ロイヤルドルトンのフィギュリン「ケイト KATE」(1977) を店内にて陳列販売いたしております

ロイヤルドルトン フィギュリン ケイト嬢 (ROYAL DOULTON KATE H.N. 2789 1977)
和ものが続いてしまいがちな中、本日は英国の老舗陶器メーカーであるロイヤルドルトン(国際的なM&Aに翻弄されたか、今日では、WWRDグループホールディングス~かのウェッジウッドらと共に~を構成する一社となっている)が1977年に送り出しました陶製人形 フィギュリン 「ケイト KATE」をご紹介します。
高さは約19センチ、飾り気の少ない純白のロングスカートをはためかせつつ、少し大人っぽい表情の淑女が歩き出すか、踊り始めようかあるいはお辞儀でもしようかという瞬間を捉えた、高貴な気品の漂うチャーミングな一体です。
目下慈光ではリヤドロを筆頭に他にもフィギュリンを販売中であります、また一方で買い取りのご相談にも応じさせていただいております。茶器類に代表されます和もの類だけでなく、年代を重ねた各種西洋小物の買い取りも積極的に行っておりますので、何か処分をご検討なさっていらっしゃいましたら是非弊社まで(電話、メールにて)どうぞお気軽にお問い合わせください。

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人間国宝 香取正彦 製作の金塗大黒天像を店頭にて販売中です

人間国宝 香取正彦作 金塗ブロンズ像 大黒天
梵鐘(寺院の釣鐘)製作の範疇にて人間国宝となられた鋳金工芸作家、香取正彦(1899~1988)の作品、小さな大黒天像をご紹介致します。
高さは9センチほどで、表面は金色の、目出度くも愛くるしい存在感が際立つ一体となっております。
大黒天はご承知のように七福神の古参のひとりであり、インドのヒンドゥー教におけますシヴァ神の化身であるマハーカーラ神が、本邦にて古来の大国主神と習合したものだとされます。なお恵比寿がよく隣りに仲良く並んでいることが多いですが、どうやら大国主の息子だとされる縁起からかと思われます。
両米俵に乗った福々しい小太りのなり、垂れ下がった目尻と顎に蓄えた髭、右手で振りかざす小槌+背負い袋といった定型的なモチーフはここでも健在。この省スペース・サイズでしたらPCデスクの脇にでも鎮座させまして、次年・新年の招福、コロナ退散を祈願し御利益に与りたくなるところであります。
作者に戻りまして人となりに触れますと、30歳代で既に帝展無鑑査の地位、称号を勝ち得ておりまして、鋳物工芸分野で相当に高度な手腕、才能を発揮されたものと拝察します。なお梵鐘に傾注したのは戦後からとのことで、発端は戦時下に供出(没収、徴発)された文化財の修理・保護であったのかもしれませんが、後半生の専業、天職となり、制作した釣鐘(広島平和の鐘など)は100点を超えるという、偉大な工芸家であります。

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彫刻家 富永直樹 のブロンズ馬像『高原の朝』を店頭販売しております

馬のブロンズ像-富永直樹-『高原の朝』
文化庁に直属する日本芸術院の会員で、日展の理事・理事長・顧問を歴任、文化勲章をも授かれている、長崎県出身の彫刻家、富永直樹(1913~2006年)の手になります、ブロンズ馬像『高原の朝』が入荷いたしております。
空前絶後かもという牡牝3冠馬3頭(うち3歳の2頭は無敗)が激突する競馬「ジャパンカップ」がこの週末に催されるのに因みご紹介というわけではありませんが、重い石(大理石?)の台座付きで立派な桐箱に納められ、猛々しい競走馬とはいささか趣きを異にする、落ち着き払っていっそ凛とした佇まいの馬の穏やかなポージングを捉えた作品です。
東京芸大の彫刻科塑像部首席卒業から始まり彫刻家として数多の賞を得られ幾多の業績を積み上げた富永でありますが、その一方で三洋電機に籍を置き、産業・工業(プロダクト、インダストリアル)デザイナーとして大きな貢献~黒電話4号機や家具調テレビ、ヒット商品となったプラスチックラジオの意匠に関わる~を為しており、戦後まもなくに日本のデザイン産業の基盤を形成するのに深く寄与したことが、今日の視点からは一層注目されるように思われます。

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