TOKYO NISHIOGI ANTIQUES

骨董品の買取なら杉並区の道具屋 慈光

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東京西荻窪アンティーク道具屋慈光の日々

新着商品入荷情報や西荻アンティーク街情報やら日記です

店頭にて煎茶道具を買取させて頂きました。

煎茶道具

店頭にて煎茶道具を買取させて頂きました。

平安 西村徳泉

江戸後期の陶工初代徳泉が、4代海老屋清兵衛に師事して、五条坂に開窯、約110年間続く窯元です。その後も「徳泉」を受け継ぎます。

3代は、昭和初期京都五条坂に生まれ、二代徳泉より伝統工芸技法の手ほどきを受ける傍ら、芸術院会員・六代清水六兵衛先生に師事しました。

1970年代の京都市での排出規制に伴い炭山に移りました。

大勢の職人が排出規制により廃業しましたが、当代は現在でも京式登り窯で作陶している数少ない窯元です。

 

買取させて頂きました煎茶道具は、急須・湯冷まし・湯呑5客揃いで使用感ありましたがカケも無く無傷でした。

煎茶道具には篆書で書かれた染め付けが施されており、中国的な雰囲気が楽しめる茶器になっております。

当作品は近日ヤフオク出品予定となります。

お問い合わせ先
info@antiquesjikoh.com
(有)アンティーク・ネット慈光
TEL/FAX 03-3395-7481
営業時間 10:00~18:00(水曜日休)


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武蔵野市にて伊勢崎淳の角花生を買取させて頂きました。

伊勢崎淳

武蔵野市にて伊勢崎淳の角花生を買取させて頂きました。

1936年、伊勢崎陽山の次男として、岡山県備前市伊部に生まれる。同じく陶芸家の伊勢﨑満は兄。

2004年に人芸国宝に認定されます。

伊勢崎淳は、伝統的な備前焼も多く手掛けましたが、前衛的な作品も手掛けています。

備前焼は、釉薬や絵付けを使用しないので、前衛的な作品に仕上げるには苦労があったかと思いますが、

備前の土だからこそできる味や美しさ見て取れます

そこには伊勢崎淳の備前焼への飽くなき探究心があったのだと思います。

伊勢崎淳は、後進の育成にも力を入れ、竹中健次氏や隠崎隆一氏などを育てました。

 

今回、買取させて頂きた品は造形的な印象の花器。

緋襷の名人だけあり、美しい緋襷が楽しめます。

今月中にヤフオク出品予定です。お楽しみに。

 

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人間国宝 小川善三郎の博多織献上帯を中野区にて買い取り致しました

人間国宝 小川善三郎謹製 博多織献上帯 白共三献立名古屋帯
近代の博多織の名匠で、人間国宝に認定された小川善三郎 (1900~1983) による絹織物の白帯を先頃買い取りさせていただいております。
博多織職人の家に生まれた善三郎は修行と研鑽を重ね、あくまで高機(たかばた)を用いた手織りによる博多織の研究と作成に終生没頭、多様複雑な紋織を自在にこなす技術を持ちながらも、献上一筋に道を究め、ついには1971年に重要無形文化財「献上博多織」の保持者として認定されました。
ここでいう「献上」とは、黒田長政が筑前を治めるようになった1600年以降、幕府への献上品として選定された博多織に用いられることになった定格の図柄、文様のことを指します。煩悩を打ち砕くとされる法器・仏具である「独鈷(とっこ)」と、仏を供養する際に散布する花を収める皿「華皿」の、連続した結合紋様と、間隔に縞模様を配したものです。

人間国宝 小川善三郎謹製 献上博多織 白共三献立名古屋帯_alt
今回仕入れさせていただいたこの白い女帯も模様は上記の定格様式に倣ったものであり、どうやら善三郎がその最晩年(1982年)に生み出した、白共三献立名古屋帯と呼ばれる作品と思われます。三献立とは、既述した独鈷と華皿の連続文様が合わせて3本入ってことを意味します。金銀糸が使われ色彩バリエーション豊かな五色献上に抗うように、地も文様も共に白いという意表を突いたものですが、光の当たり具合で光沢の質感に差が生じて文様が浮かび上がり、清冽で澄明なる美しさを放つのです。このような名人技を世を去るの前にして発揮するというのは、彼がいかに深く博多織の研究に身を捧げていたかを強く印象付けます。
惜しむらくは保存状態に些か難がある事(全体的な黄ばみと点在する染みが認められる)、加えて証紙も失われてしまっております。それでもおそらく福岡県立美術館の所蔵品と同じものと思われ、格調の高い作品であることに揺るぎは無いと申せましょう。

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杉並区にて黒木国昭の作品を買取させて頂きました。

黒木国昭

杉並区にて黒木国昭の作品を買取させて頂きました

黒木国昭は、切子なども有名ですが、ガラスに金箔・プラチナ箔を用い蒔絵のような作品「光琳」も代名詞の一つです。

1991年には国の卓越技能者「現代の名工」受賞、日本以外にもパリ平和芸術祭大賞受賞など、世界で活躍します。

受賞歴

1991
・国の卓越技能者「現代の名工」受賞
1995
・パリ平和芸術祭大賞受賞
1996
・ローマ国際美術博覧会
1998
・日露現代芸術際 ’98トレチャコフ美術館賞
・モスクワ市長賞
2002
・ロサンゼルスジャパン
・エキスポ2002世界芸術文化功労賞受賞
2004
・宮崎県文化賞受賞
・須木村名誉村民受賞
2006
・春の褒章 黄綬褒章受章
2019
・日本観光振興協会九州支部より観光事業功労者表彰
現在では、宮崎県綾町に工房を構え自然とガラスに向き合いながら、
我々が感動するような作品を制作しています。
この作品は、今月ヤフオク出品予定です。
おたのしみに。

 

備前焼・明治の陶工、永見陶楽の茶入が入荷しました。

 

永見陶楽

明治の陶工、永見陶楽の茶入が入荷しました。

明治初期に活躍した名工・永見陶楽の茶入です。

生まれは弘化二年幕末、細工を得意とし宝瓶、茶入など人気があります。

永見陶楽の孫は初代小西陶古となり、現在は初代の二女にあたる小西光江(昭和2年生まれ)が二代目を襲名し、永見陶楽の作陶技術は現在も受け継がれています。

例えば、永見陶楽が形にとらわれず新しい形状の茶入を模索した可能性も考えられます。

茶入は小ぶりで可愛らしく備前のどっしりとした男らしさを中和してくれています。

自然釉がほぼ全体を覆っているので、表面は光沢があり良い感じに仕上がっています。

商品は慈光の店舗に展示してあります、お近くを起こしの際はぜひお立ち寄りください。

 

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